緑調査部会活動打合せ記録-2005年3月24日

環境市民会議調査部会活動方針打ち合わせ結果

2005・3・24
環境市民会議調査部会活動方針打ち合わせ結果
文責: 伊集院 正
1:実施月日:2005・03・03
2:場  所:福祉会館
3:出席者 :12名

4:打ち合わせの概要
・会議の冒頭議論の方向付けのために伊集院より今まで環境市民会議にて取り上げられた環境に関するテーマを一覧にまとめて提示した。
・阿部正敏先生より、過去に調べた小金井市の用水路を多数の絵図にて示し、用水路復活の可能性についての問題提起を行った。問題は水路の可なりの部分が道路用地・民家にて転用のために埋め立てられ調査そのものが難しくなっていること、玉川上水活用についての水利権の所在が不明であることなどが指摘された。
・緑フォーラムが小金井市内の約200箇所に散在する小緑地・公園が活用されないまま放置されている現状とその活用の必要性に問題指摘が行われた。
・議論の過程で環境市民会議の本来あるべき役割について「環境に関する諸々の活動に関する情報収集とそれを幅広く活用するための情報提供、環境政策の方向付け及び各種活動への支援など」にあることが確認された。
・平林氏より市内の緑地公園を地域住民の自主的活動により緑・花・水などで飾ることによって市民が集う憩いの場として、花のコンテストやお祭り等を一斉に行うことにより小金井市民の連帯意識の高揚を図ることの提案があり、緑フォーラム等による調査結果を活用して数箇所を選定して具体的に取り組むための検討を行うことについて話し合われた。
・用水路調査については、別途調査、フォーマットを定めて各地域ごとに分担を決めて調査結果を記入して行く活動を時間を行うべく、阿部・串田・伊集院でフォーマットのサンプル及び記入マニュアルを作成し後日本会議に提示することにした。

2:個別の話題
・用水調査のための散策に小学生等の子供の参加を呼びかける。
・各種団体との連携の推進、データーの共有化等、講師としての招聘など。
玉川上水を守る会、野川ほたるの会、環境賞受賞中学校、NO2調査団体、小金井公園地中温度測定グループ、玉川上水を守る会、自然再生事業(水生生物,植物、湿地再生等)、湧き水調査、上下水調査、巨樹保存、緑フォーラム、昔話の保存、近郊農園研究、
・玉川上水の水利権の調査の必要性
・環境資源(水、緑)を積極的に創造すること具体的なプラン策定への提言(長森)
・仙川復活に関する住民の意識調査について
・街路樹の調査
・雑木林の保存運動の必要性
・緑フォーラムによる実態調査報告(手入れされずに放置されている緑地・公園の再生の提言。樫の木緑地、カメクボ緑地、ドングリの森、梶野公園等の事例報告)
・トラスト運動についての提言(堀井):明治屋、東小金井緑地
・平林聖氏からの[フラワーガーデン公園とせせらぎ遊歩道計画]の提言。
環境市民会議の運動方向をより具体的にするために、「市内に点在する放置化された緑地公園を地域住民の自主的活動によりハーブと美しい花の咲く公園に作り変え、それをせせらぎの遊歩道で結び地域社会のコミュニケーションの輪を広げて行こう」という構想で会議メンバー多数の関心を生起した。今後、緑フォーラムの調査結果を活用し現地調査をおこない候補地の選定・地域住民への働きかけの方法などについて話し合うことになった。

6参考(伊集院配布資料より)
(1):調査部会の目的
環境市民会議の活動の基礎となる実証的なデーター・情報を収集・分析・公開し環境市民会議の活動を客観的かつ説得性のあるものとする。
(2):調査内容
小金井市をより住み易く快適な環境にするにはどのような施策が必要か。過去の話題となったテーマの整理。
・水――野川、玉川上水、用水、湧き水、下水道、植物・生物
・緑――雑木林、果樹園、生垣、街路樹、屋敷林、畑、公園
・郷土意識―史跡調査、民話・昔話(古老)
・経済――農業、商店街、サービス業、ベンチャービジネス、町起こしビジネス
・文化――絵画、音楽、工芸
・教育――環境教育、子供
・街づくり――街づくり条例、景観緑三法、環境相談
・観光
・生活環境――交通・騒音・汚水その他
(3):調査活動の進め方
・全体活動と分科会活動
・推進組織・スケジュールの策定等
7:阿部正敏氏配布資料
「環境市民会議調査部会第一回小金井用水観察会」
[武蔵野台地の雑木林と人との係わり合い]
8:その他:「うららかな春を歩こうー3月30日9時半より」南口商店街京樽前集合。
以上

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