小金井市議会学習:2018年3月2日一般質問>片山薫

一般質問最終日は、片山薫市議の一般質問の傍聴学習を選びました。その理由は、質問テーマではなく、事前に片山市議が市に開示、提供を求めた資料を事前に市民向けに公開してくれたことです。

つまり、傍聴しながら、議場での市議と同じ資料に目を通しながら、一般質問を傍聴してみようという試みです。今回は、オンタイムに中継されている動画と一緒に見て、どの程度わかりやすいかというものです。以下が片山薫市議の3つの一般質問の予定です。

3月2日片山薫一般質問内容

今回は、2)の子供も主体となれる地域の要になる公民館づくりを

というテーマを選びました。

以下に掲載した資料が片山氏が事前に市に要求をして、市からの提供された資料です。この資料は、実際にどの程度、公民館を子供が利用しているかという資料です。これをご覧になりながら、中継動画を見てみてください。中継中にご覧になる場合、本日の中継動画は、こちらからご覧いただけます。

また、3月2日以降にご覧になる場合は、保存された動画ファイルをこちらでご覧いただけます。2)のテーマは、動画では、開始後31分頃から質問されています。

 

公民館の子供利用に関する資料

*市からの提供資料についての感想:

公民館であってもこの資料程度の現状の把握状況なのですね。年齢、人数、親など、講座などは申込み時に情報提供を受けていそうなものですけど、まとめられてはいません。

そうした情報を把握するの必要性を感じていないということなのかもしれません。地域連携のイベントなどで市や公民館主催でないイベント場合は参加者把握は難しいでしょうが、公民館の講座などは是非、そうしたデータの収集も心掛けてもらいたいところです。

<一応、動画をご覧になった方は理解されているとは思いますが、以下に上記質問と回答に関する詳細をご紹介しておきます。>

今後、公民館を新福祉会館に入れるとされているので、そうしたことも考えて、公民館の利用の仕方についての片山氏の質問です。

公民館は、集会所と違い、常に職員がいて、色々な児童が利用するのに最適な施設だと思うので、そうした利用促進を進められないかという視点での要求した資料から読み解いた現状の利用状況からの質問でした。基本は、この資料を見た限りでは、十分に利用状況が把握できていないのではないかと質問しています。

生涯学習部長:市では、各公民館からの情報を元にしており、人数などや年齢などは、十分に把握できていないのが現状です。(片山:今後、利用者の把握につとめて欲しい)

生涯学習部長:上記のフリースペースは、通常、その時空いていても使えるというスペースはないので、ロビー空間という意味です。貫井北センターでは多世代の利用をテーマとしており、スペース開放しているが、他の公民館は、その時点でも空いている部屋などがあっても開放はしていない。貫井北分館のイベントで若者の企画参加があるのは、独自なYAサポーター(中学生から大学生までの20名の組織)があり、若者が集えるという貫井北のコンセプトに基づいて、企画参加を推進している特別な例。フリースペースでの小中高校生の区分は、登録しているわけではないので、見た目という程度。各学校へのチラシ配布は不明。

(片山:各館で児童の参加ができるようにこうした使い方や企画参加、多世代交流も広めて欲しい)

生涯学習部長:地域の特性があり、貫井北分館のシステムは魅力的だとは思っている。だた、各地域にはそれぞれ特性があり、このシステムの他の公民館への導入は難しい。今後の研究課題としたい。

(片山:北分館の事例を他に知らせるなどの情報交流は進めてほしい。地域の課題解決など地域との連携はこれからの課題として重要ではないのか?)

私達も地域課題の解決が重要な地域連携であるということは認識している。

(片山:実際の地域課題の解決学習という意味での利用も既にあったのではないか?事例を把握していないのでは?)

その前段階として、地域の団体が利用しあうという状況について、ご報告したので、これからそうした(地域課題の解決など)機運につながれば良いと思っている。

(片山:講座の内容、知識をアーカイブしていく必要があると前から提案していると思う。把握できれば、これからを考えるきっかけになるので、是非実施してほしい)

この質問と回答への個人的な意見

素直な感想は、実際にこうした一般質問は、公民館審議会や各館の企画運営会議などには伝えられ、それに対する反応がその後、市議にフィードバックされるのだろうかということです。まず、生涯学習部長から、報告もされないし、その後のこうした質問に対する返答もフィードバックされないような気がします。そうした具体的な方法をお願いした方が良かったのではないかという気がします。

まず、こうした一般質問が公民館の運営企画に反映されることはないだろうと思うのですが、一応今後の公民館の審議会や各館の企画会議にも注目してみたいと思います。

また、本サイトの市民力向上というテーマから、実際の各公民館での利用情報を広く伝えていくこともで我々市民の努力できたらと思っています。

 

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