雨水活用支援活動:「けやき保育園編」その1
昨年9月の調査以後に部会では、各設備の利用サポートを実施しています。まず、同設備の活用メンテナンスのための設備の取扱説明書確認(保管していなければ、入手して提供)と積極的な利用や保守管理の仕方を施設担当者と一緒に学習していくことにしています。
実際の調査報告でけやき保育園の設備が「雨二ティー500」という機種であることが解り、保管していなかった取扱説明書を入手して、環境政策課に届けました。メーカーの近郊の営業所が栃木にあることもわかり、いざというときの問い合わせ先も確認できました。(梶野公園の設備と同じものでした)
環境政策課を通じて、市役所の建設部営繕課に「かん水コントローラー」の機種とメンテナンスについて問い合わせたところ、実際の外構の植木植栽への潅水は、このコントローラーではなく、植栽エリア這わせている潅水チューブに水道から制御して、潅水しているとのことが判明しました。
恐らく、マイコン制御の潅水システム(通常のマンションなどの外構部分で多様されている蛇口に取り付けて、潅水タイミングを設定して、定期的に潅水チューブ(浸透式)で潅水するもののようでした。再度、現地を見る必要がありますが、前回の植栽の写真でも浸透型の地上配置式チューブが見られたので、恐らくは以下にご紹介する、最も良く使われている自動給水コンピュータ(潅水コンピュータ“ジュニア”、株式会社カクダイ製)だと思われます。乾電池式の電源のものですが、上位機種には、太陽光パネルの付いた機種もあります。
ただ、このタイプは3万円以下という価格で、設定したタイミングで定期的に潅水はするのですが、地面が乾いていても、雨で湿っていたもお構いなしに定期潅水するので手間いらずで便利な反面、水道水の無駄も多いのが実際です。以下にその仕様をご紹介しておきます。
潅水用のチューブも地上に配置されていたので、同じカクダイ製の以下の潅水用ドリップチューブと同様の浸透式のチューブのようです。
次回、けやき保育園に伺うタイミングで貯留タンクの取扱説明書をお届けに行くと同時にこの潅水システムなのかどうかも見てこようと考えています。