生活環境部会では、既に市議会や審議会の傍聴環境づくりワーキンググループを立ち上げていますが、同時に環境行政の基本的な計画や活動を知るための学習も開始することにしました。もちろん、講習会などを定期化できれば良いのですが、費用的にも人人的にも難しさが伴うので、当初は、本サイトのWeb学習を入口にしようと思っています。
今回は、その第1回として、環境基本計画などの把握や環境部の活動、さらには、審議会などの傍聴を進めていくための審議会情報の把握のための講座です。
1)小金井市の環境基本計画を知る
まず、基本計画などは小金井市の公式サイト内にある「くらし」カテゴリーから、環境計画を選ぶと様々な計画を見ることができます。本サイトのリンク集からもこうした市の環境計画へのリンクがありますので、利用してみてください。
2)審議会と市議会での環境問題の取り扱いを知る
さらに常に変化する様々な地域での環境課題の動向は、以下の2つの視点から見ていく必要があります。
その1:市側からの環境課題への視点
この観点では、「環境部の活動」を注視したり、「市長の諮問機関である審議会(注:公募市民参加がありますが、基本は、市長が収集し、市側が課題とするものを扱う会議です)での審議内容」を見ていくことが重要です。この活動以外で市の環境行政を知るには、環境部内での会議などの内容を把握しないと把握することはできません。
その2:市議や市民からの環境課題への視点
この観点では、「市議会で提出される議案、市議からの一般質問や市民、市議からの陳情、要望」を知ることと、「市民主導による市民活動、ボランティア活動などでの環境問題を扱い方、問題提起」などを知ることが必要になります。私たち小金井市環境市民会議の活動もその一つです。
今回は、この2つの視点のうちのその1について、情報収集するための方法をご案内します。
まず、第1の環境部の活動は、幾つかの市からの情報提供で知ることができます。
市政案内の各部の情報では、基本的な業務案内を見ることはできますが、現状の活動などは把握できません。もちろん、市議会などで予算審議や市が環境審議会などに提出し、審議を受ける予算概要情報などから、そうした活動をチェックすることはできますが、一般的に市の公式サイトから見ることができるのは、以下のものです。
*事務報告書:各部の活動の結果報告とでもいうものです。毎年1回報告されまますが、少し前のものです。例えば、環境部の事務報告は他の部とも一緒で平成30年7月現在で、平成28年度のものがみれる程度です。この平成28年度の環境部の事務報告は、こちらをご覧ください。
*環境報告書:この報告書も毎年作られます。この年次報告書は、小金井市環境基本条例第22条に基づき、年次報告 書として作成するもので、これも平成30年の7月現在では、平成27年度のものが見ることができる程度です。市の公式サイトのこちらをご覧ください。
次には、「環境関連の審議会情報」を知るために審議会に参加する(公募市民として)か、傍聴して、審議内容を知るという方法です。
この方法を実施するには、まず、どんな環境関連の審議会があるかを知った上で公募(2年に1回程度)情報を把握するか、審議会開催情報を入手する必要があります。現状、小金井市の環境関連審議会は、現状で、9つの審議会(有識者会議や検討委員会なども含む)があります。以下にご紹介します。各審議会の詳細については、小金井市の公式サイトにあるこちらをご覧ください。開催頻度も様々で全部を傍聴しようと思うと大変だということがわかります。
<ごみ対策課の運営か管理する4つの審議会>
*中間処理場運営協議会*二枚橋焼却場跡地周辺自治会等協議会*清掃関連施設整備基本計画検討会議*廃棄物減量等推進審議会
<下水道課が運営管理する審議会>
*下水道使用料審議会
<環境政策課が運営管理する3つの審議会と有識者による会議(既に市民会議では、会員が審議参加や傍聴を継続している会議です。)>*環境審議会*地下水保全会議(有識者による会議で公募市民の参加はありません) *緑地保全対策審議会
<その他の委員会など>
小金井市緑の基本計画検討委員会
さらに、こうした環境政策に関わるという意味では、環境教育や文化としての環境整備という視点から捉えれば、文化や教育に関する市の施策や審議会なども重要になるので、チェックしていかなければならない情報はかなりの量になります。このサイトでは、こうした情報収集も有志の市民の手で役割分担し、その上で相互に情報交換する機能づくりを摸索していきたいと考えています。
今回のWeb講座はここまでです。実際の行政情報の収集と審議会、市議会の傍聴などは、ワーキンググループで今後も継続して実施していきます。ご期待ください。