今回は、教育関連の協議会傍聴が続きました。多くの市議や学識経験者(小中学校教員や大学の教育専門分野の教授など)やk市職員、関連行政団体の職員、市長などで構成されるのが、「青少年問題協議会」のようです。
1)傍聴者の現状と「意見・提案シート」の設置
この協議会の公式サイトにある会議録を見ていて、やはり傍聴者が無いことがほとんどだということがわかりました。
そのためか、この審議会でも「意見・提案シート」は傍聴席に用意されていないということです。今回の専門委員会でも多分、本体の協議会が無ければ、無いだろうと思うのですが、一応、傍聴して、確認する予定でした。
結果、「意見・提案シート」は地準備されていませんでした。青少年課の職員も本体の協議会でないので、こちらでも用意していないとのことで、是非、設置、配布を検討して欲しい旨を係長にお願いしておきました。今後の結果を見たいとおもいます。
2)議事:小中学校へのアンケートについて
今回の専門委員会の議事次第は、以下の通りです。
小金井市の公式サイトの協議会の会議録にも実施の記載があった「小中学校への放課後や自宅での過ごし方などのアンケート」ですが、この専門委員会は、例年のようにリーフレット化するための実施詳細と結果のリーフレット化を討議するための専門委員会のようです。
既に第1回は、5月に開催されており、会議録も事前に小金井市の公式サイトで読むことができました。アンケート詳細集計も今回の専門委員会の会議録が公開される時点では、同時に公開され、見ることができるはずです。
今回の委員会の中でも資料(要会議後返却)として、見ることができるので、傍聴して、公開前に拝見することにしました。
小中学校生徒と保護者(第一小学校、第三小学校、第一中学校、南中学校の4校)に対して行われたアンケートです。前回の専門委員会でも委員長(第一小学校校長)と副委員長(第一中学校校長)の2校以外に小中学校から各1校、計4校での実施という規模です。参加校は少ないと思うのですが、市の予算の関係のようで、致し方ないのかなと思います。
3)アンケート集計への意見とリーフレットの構成の検討
今回の専門委員会の主な作業は、この検討作業の部分です。
先ず、概ね、アンケートの集計については、気になる点、数字、見えてくる小中学生の放課後の傾向への意見など、それぞれの委員が思いつく範囲で述べられました。その上で、どのアンケート項目をクローズアップしたり、まとめたり、より傾向分析に役立つように追加でクロス集計して、リーフレットの反映するかという議論でした。
実は、アンケートの回答率が小中学生は、ほぼ100%。保護者は90%程度という高い回答率で、委員も驚く数字でした。委員からは、しっかり傾向把握ができる、よいアンケート集計だという意見が大半を占めました。ある意味で「きちんと答える良い子のアンケート集計」とでもいえるものかもしれません。以下のそのアンケート用紙をご紹介します。<小学生用><中学生用><保護者用>の3つのフォーマットがあります。
しっかりと対象者向けに回答しやすいように表現を分けて、丁寧につくられています。前回の専門委員会の議論(前回の会議録から読取)もその点に集中して、議論がされていました。
第一回の報告は、ここまでです。第2回は、集計結果も資料として公開された後で、別な形でその集計への委員の皆さんの意見と一緒にご覧いただくのが良いと思いました。
私のアンケートへの想いとそこから、感じた「読み取るべきもの」:
ただ、皆さんは、こうしたアンケートをどのように思われるでしょう?私が強調したいのは、「良い子のアンケート」はどのように読み込んでいき、何を見つけ出していくのが必要なのかという点です。故河合隼雄先生がおっしゃった「悪い子、良い子それぞれの発するかすかな、読みにくい信号の中に彼等の悲痛な思いを見つける必要がある」という言葉が思い出されます。「悲痛な思い」は、こうしたアンケートでも見つけられるのでしょうか?それが今回の傍聴の私の一つの課題だと思っています。同時にこうした協議会への傍聴者の意見・提案が可能な提案シート設置を推進していく活動でしょう。
<その2へ、続く>