小金井市審議会傍聴環境づくり:第2弾>会議録と会議資料公開へ その1

第二弾は、審議会の会議録と会議資料についてです。

傍聴環境づくりという課題は、複雑なようでいて、実は至極簡単なことなのです。言ってみれば、以下の一言に尽きます。

傍聴する市民にとって、審議会の場で「市長や行政が審議会に諮問する内容とそれらを市民も含めた有識者が審議、評価、チェックする活動を把握できる」ようにすることです。そうして、その結果として、傍聴した審議会の内容についても「一市民として、問題や課題が見つかれば、より行政活動を良いものにできるように活動する機会を見つけられるようにする」ことだと思います。

第一弾の開催予定告知は、自分の日常の予定を調整して少しでも関心のある行政テーマの審議会を傍聴できるようにするためのものでした。これからも継続して、チェックしていきます。市議会のようにWeb傍聴ができない以上、実際に傍聴できるようにするために最も必要な情報でしょう。

では次に、第二弾として、考えられる環境づくりの施策は何でしょう?

「どの審議会が年間数回の開催」という開催回数に限界のある中、その審議される内容は、短い時間(回数)で審議され、答申されたりします。

参加する委員もその審議会の短い時間で判断を余儀なくされます。委員も事前に審議される内容、議事次第や審議会で提示される資料などがわかっていれば、その意見をまとめたり、他の情報を調べたりすることもできます。傍聴者も同様です。いかに早く会議次第や資料を手にすることができるかで、より深い検討、議論が可能になるのです。審議会では、市議会のように「この問題は、さらなる調査が必要だと調査を依頼し、審議継続へ」などということを行政側にお願いすることができないのです。そのためにより早い情報提示が欠かせません。

実際、先日傍聴した「公民館運営審議会」では、「資料と議事次第が当日では、議論はできない」と委員側から問題が提示され、次回へと審議が延ばされました。委員と同様に資料を事前に公開してもらえれば、傍聴者も事前に準備して、傍聴に望めるのです。

つまり、第二弾の傍聴環境づくりのテーマは、会議資料と会議次第の事前公開(または、その予備段階としての会議前日までの公開<どうせ会議用にプリントするなら、PDF化して開示するにはそれほど手間がかかる筈もありません>)の推進です。

そのためには、会議録の公開だけで、会議資料や会議次第すら公開していない(会議録公開以後でも資料公開がない審議会がいかに多いかご存知ですか?)審議会をチェックし、改善を求めることが重要なのです。一度、各審議会の会議録コーナーをご覧ください。会議録のみで会議資料が公開されていない審議会が多く見つかると思います。

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