2019年2月14日の道路浸透桝工事見学第2弾のその2、事後学習
見学後の隣の栗山公園健康運動センター内の喫茶室での参加者との討議内容です。主に今後の工事見学は今回の見学内容からの道路浸透桝への市民の理解拡大と市民協働による管理支援の話です。まず、話たのは、保守管理機能として、道路浸透桝に設置されている以下のフィルター清掃が上がりました。
雨水浸透設備に関する国土交通省の手引きを再度、確認する
以前から、本サイトで実施している「雨水浸透Web講座」で活用してきた国土交通省 都市・地域整備局下水道部の「雨水浸透施設の整備促進に関する手引き(案)平成22年4月」にある第Ⅲ編 雨水浸透設備の整備と維持管理の考え方 第7章「適切な維持管理」でこうした道路浸透桝(縦孔式)の維持管理に地域住民の協力支援が欠かせないことを述べています。その部分を以下に転載して、ご紹介します。
やはり、浸透孔型は、定期的(年1回程度)な「フィルター交換」が維持管理の鍵となるようです。以前のWeb講座でも見せた以下の表からもわかります。
誰が維持管理をしていくのかを考える
次の課題は、誰が維持管理していくのかという課題です。行政が定期的にフィルター清掃をしてくれれば良いのですが、下水道課にヒアリングした結果では、現状、そうした予算組みはなされていないようです。
ここは市民協働でというのが生活環境部会の計画です。この手引きでもその先進的な事例として、以下のような内容を掲載しています。
住民による維持管理を推進し、行政からインセンティブの提供というモデルです。是非小金井でも実現したいものです。そのためには、先ず、現状の工事完了地域の点検ということが重要となります。下水道課から提示していただいたこれまでの工事実績表から、大体どの地域にいつ頃、道路浸透桝が設置されたかはわかります。
今年度は、是非、新たな設置工事見学の前に近所の設置済みの道路浸透桝の汚れの程度を点検するイベントも開催し、その報告を基礎に行政に働きかけて、市民協働によある維持管理とインセンティブ提供を提案できるようにしてみたいと考えています。そんな相談をして、工事後の話合いは終了しました。
今年度の道路浸透桝工事、及び設置済み浸透桝点検イベントにご期待ください。特に実施エリアの市民の参加を期待しています。
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