まち・ひと・しごと創生総合戦略推進委員会を傍聴してきました

今期の第1回小金井市まち・ひと・しごと創生総合戦略(等)推進委員会を傍聴してきました。残念ながら、今回も傍聴は私一人だけでした。

注:この名前に(等)が新たについていることについては、会議の中で説明されます。

まず、第一回なので恒例の委員長・副委員長の互選があります。各委員(全員)は、前の期よりの留任なので委員の任免状などを渡す儀式的なものはありません。予定通りの推薦による選任の意見が出され、前期よりの委員長、副委員長がそのまま、推薦され、選任されました。委員長は、小金井市の長期基本計画「こがねいしあわせプラン」も含め、このまち・ひと・しごと創生総合戦略策定に携わってこられた法政大学の制御工学の渡邊嘉二郎教授です。今回の委員会の肝は、上記の会議名称に(等)を付け加えた理由は、この委員会の設置要綱の変更なのです。

委員長、副委員長の互選後に「委員会の運営について」として、基本的な運営の方法の再確認がなされました。

重要なのは、この次の審議項目の「小金井市まち・ひと・しごと創生総合戦略等推進委員会設置要綱について」でした。

事務局(企画政策課)より、以下の委員会の設置要項の変更案が提示されました。

読みずらいかもしれないので、ご説明いたします。従来のまち・ひと・しごと創生総合戦略の策定というこの委員会の設置目的に「小金井グランドデザインの(30年プラン)策定に関すること」を加えるために委員会タイトルも(等)を加え、設置と所掌事項にこのプランも加えるという案です。参考までに赤線のアンダーラインなどは私が記入したものなのです。

この案は、事務局より説明され、事前ネゴシエーションのおかげか、異論や質問なども出ずにすんなりと決定されました。いきなり30年計画のグランドプランの策定が設置目的に加えられて、了承されるのですから、すごいことです。

さらにこうしたグランドデザインに関わるからにはということなのか、次の審議項目「総合戦略などについて」という項目では、さらに以下のようなスケジュール表を元に、「小金井市基本計画(こがねいしあわせプラン)」とこの委員会が策定してきた「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を第5次基本計画に合わせて、時期調整(創生総合戦略プラン策定期間を1年延長)して、基本計画と創生総合戦略を統合を目指すというものでした。

さらにこの委員会の以前より基本的な戦略策定の手法としている「KPI指標」の方向性などが以下のように提示されました。

渡邊委員長以外で基本計画の策定について、どの程度理解されている委員がおられるのか、解りませんが、現在平成30年~32年の後期基本計画の後半計画実施中で、第5次基本計画は、従前のスケジュールでは、既に本年より、策定準備が開始され、2年ほどを経て、最終32年の3月頃には、策定されるものです。もちろん、第4次後期基本計画の評価、改善点などを審議してが前提ですが…。

実は市民公募の委員からは、この計画については、現在進んでいる小金井市の行財政改革プラン(2020として、こちらに公表されています)との連携、その内容との調整が必要なのではないかという至極当然ともいえる発言もありました。このプランは実は細かく行政管理をしていくプランづくりがされており、その平成29年のアクションプラン管理シートでは、この計画を推進する企画政策課のチェックシートで、プラン進行は、A評価で、改善の必要なしという以下のようなシートが提示されています。参考までにその部分をご覧ください。

この評価は、平成29年度の取り組みに対する平成30年3月時点の評価ですから、市議会で市長から提示されたグランドデザインの予算削減(3月議会)以降に慌てて、計画変更を余儀なくされて、この結果に至ったのは想像できます。ただ、平成30年3月段階でA評価といてて、このシートの最終項目の「改善事項:なし」は、昨年度のこの委員会も傍聴していた私としては、首を傾げるところです。平成30年から32年までも後期の後半実施の長期基本計画の評価が既になされているとは思われませんから、この基本計画評価も注目していきたいところです。

この委員会は年6回開催とのことです、既に1回をすませたので、後5回でどのような議論がなされるのか、小金井の将来、正に「しあわせプラン」という名称のように「しあわせ」の実現をKPI指標を駆使して、PDCAサイクルの徹底という題目を掲げて、どこまで考えていけるのか、注目したいと思います。

以上

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