緑調査部会活動記録-2005年5月9日

小金井市環境市民会議調査部会議事録

1実施期日:H17年5月9日(月)19:00~21:00

2議題
1 緑地調査実施に伴う問題点についての情報交換
2 平成17年度予算の策定について

3出席者:15名

3:概要
3-1:緑地調査実施状況及び其の問題点
1 後世に残したいような魅力のある樹木が民家の庭に見受けたがどこまで地図に記載すべきか大いに迷った。緑地調査の目的、地図の使用目的を再確認する必要性を感じた。
2 ・私有地で放置状態になっている土地、私有地にある藪の区分表示、公園と緑地との区分、正規の公園ではないが公園としての機能を果たしている緑地の表示区分の扱いについて迷った。
・大きな農地等については農家の方に直接面談をして話を聞いた方が良い。
・今回の調査結果をまとめて環境白書を編纂したらどうか。
・環境白書を作るに際しては、他の同様目的で活動をしているグループから資料・
情報の提供を受け共同で作成したい。特定地域(野川・大学敷地)についても掲載したい。
3 提供緑地と公園との区分、生垣と植栽の記載方法。個人の敷地の中の緑の扱い等で迷った。
4 ・調査活動中不審者に間違えられそうなので調査部会の腕章が欲しい。
・小金井神社、個人宅の記載方法。野川沿いの八重桜、お茶、ヒイラギ、木犀等のめずらしい樹木の記載方法。
5 ・公園・緑地については明確な区分規定がある。
都市公園(国法律の基づく区分)
提供公園・緑地(1000~3000㎡、開発都市面積の3%))
広場(100㎡以下の民間からの借り上げ地、都市資産税の免除アリ)
児童遊園地(廃止。広場を適用)
公共緑地(500㎡以上の民有地で申請により指定を受ける。固定資産税・都市家屋税100%免除)
環境緑地(500㎡以上の私有地で現況を保全するために所有者各自が保全を行う。固定資産税80%免除)
・小金井市の農地については、農協が絡んでいない。農業委員会等の果たすべき役割について検討すべきではないか。
6 公園は遊ぶ道具があるところという定義を自分で作って区分をした。墓地の区分はどうすべきか。緑の再生をすべき場所をどのように考えるべきか。(公共地、私有地、半公共地)
7 ・桜町2丁目からクヌギ,クリの木等の雑木林が著しく減ったのに驚いた。
・宅地の造成地で放置状態にある荒地の扱いをどうすべきか。立ち入り禁止の農地があり腕章を付ける必要があるのでは。学校には調査に入れない。公園に人が見受けない。
8 区分表示の迷うことが多く、写真をもとに区分定義を明確に出来ないか。色の使い方にも検討の余地があるのでは。
(上記に対しては写真での定義づけは無理というコメントがあった。)
9 公園、緑地、屋敷林、私有地生垣等の区分で困った。緑地と生き物の生態関係に関心があり調査結果を活用したいと考えている。
10 ・緑地マップは視覚で感覚的に緑の量及び其の経過的変化を捉えるのには適しているがそれ以外に各区分ごとに面積および箇所数等で客観的な数値で経常的に把握しておく必要があるのでは。
・マップにどのような細かさで記載しておくべきかどうかは、どのような目的でどのようにして調査結果を使用するかにより決まる。

3-2 自由討議
1 緑白書の提言は、小金井市から予算を取得し易くなるということから、小金井市との共同作業にしたらどうかと考えたことによる。そのためには他の市民グループとジョイントして資料・情報の提供をう受けること、特に広域地(玉川上水、野川公園、大学等)についての記載が必要である。
2 二年半かけて行った緑フォーラムでは、守りたい私有地、公共地区分ごとにデータの作成を行って居りそれが活用できるであろう。
3 緑調査は再現性・継続性が必要で客観的な数値等で表現することも需要である。
4 緑調査を小学校の教育に活用したい。
この問題は環境学習部会のテーマとして位置づけるべしという意見が出され、学習部会にて検討することになった。
5 緑調査の大きな目的は、小金井市から緑が年々著しく減少をしている事実を広く市民に理解してもらうこと及び土地や緑を保全するための税制改革を政治課題として取り上げるよう働きかけることにある。

3-3 予算について
1 現在の環境市民会議の会費収入金額から期待できる金額は1万円以下である。
2 小金井市の夢プランに応募すれば10万円程度の金額は確保出来るかも知れないので応募したらどうか。
3 仮に夢プランその他で市から補助を受けられたとしても精々上限10万円ぐらいの金額しか期待できない。
4 当面の作業状況からして今年度はアウトプットのイメージ作りで精一杯で本年度はそれを小金井市その他に対して提示し、予算獲得のための働きかけを行い本格的には来年度に緑白書として完成することを目標においたらどうかと考える。

4 今後の作業の進め方
1 現在進めている調査については各人の判断に基づき区分記載を行い全体のまとめ作業をする際に統一基準に基づき訂正を行う。
2 調査担当者が関心を抱いた対象物(生垣、巨木、竹林、森林、草地等)は赤字で記載し記録に残す。
3 写真は原則としては不要をするが個人ベースでデーターとして残して置くことも可。
4 農地等の保全の問題について農家等から話を聞いておくことは好ましい。
5 当面のスケジュール
・17年度活動計画書及び予算の策定。(5月19日まで)
・17年度総会(5月26日)
・緑調査のまとめ方針の打ち合わせ
本年度のアウトプットイメージの明確化。調査結果の記載区分の基準の統一化。
・まとめ作業の実施(6月~7月)
・印刷手配(8月)
・関係箇所への説明及びPR(9月以降)
・平成18年度作業の準備(11,12月)
他の市民グループとの協力のための打ち合わせ。白書作成のための情報資料の収集。政策 提言のための事前調査。
以上(世話役 伊集院 正)

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