今回は、第3回審議会の審議項目は、以下のものです。
(2)意見・提案シートについて
この審議会での「意見・提案シート」の活用についての事務局からの議案提示や審議経過などについて報告します。
この議案は、前回第2回に私が傍聴したことで発生した議案なのです。第2回では、傍聴に来場した段階では、「意見・提案シート」が準備されておらず、会議を管理しているごみ対策課の係の方に、準備をお願いしたことがきっかけとなったようです。このシートの取り扱いの仕方は、各審議会で検討するとされているので、この第3回に議題として、提示されたと思われます。提案されたシート形式は、以下のようなものでした。市民参加推進会議で利用されている形式を踏襲したフォーマットです。以下に市民参加推進会議のフォームをも含めて、ご紹介します。
以下の市民参加推進会議のフォーマットと比較してもらえれば、そのままを踏襲していることがわかります。下の※の文に「無記名のものは、配布のみでインターネットでは公開しません。」としていない点は修正しているようです。
この審議会で議論になったのは、「公開の対象となります。」というこの文が公開されるという点です。当然、委員からは、「インターネットなどで公開されるのなら」という検討がなされ、議論が沸騰しました。
本来、傍聴者のためにシートが用意され、次回の審議会で委員に配布されるという基本目的のためのフォームなのですが、資料をWeb上に公開する関係上、内容が公開されるならという話になったわけです。
委員からは、「誹謗中傷といった内容はもろろんだが、この審議会で審査するのと関係ない内容などが記載されたものが公開されたら困る」など
対して、事務局からは、「事前に事務局で精査して、そうしたものは、審議会でも配布しないので大丈夫」と議論になり、事務局で再度、その利用の仕方などを「市民参加推進会議を運営している企画政策課に再度、確認する」として、結論がこの回では、でませんでした。要は、このシートについての各審議会での利用の現状が(各課でもこの審議会などに参加するような市民の間でも)理解されていないために、誰も説明できないまま、持ち越しとなったわけです。
審議会を傍聴する市民の少なさ、審議会への市民参加=審議会の公募市民委員として参加という図式だけが市民参加という現状を如実に物語っています。普通、傍聴などする市民はほとんどいないということなのです。
ちなみにこの「意見・提案シート」がWeb上でダウンロードでき、意見を記載して当該審議会に提示できるのは、市民参加推進会議のみです。その他の審議会では、傍聴者に配布され、記載されたものをその次の審議会の10日前までに当該管理課に提出すれば、審議会で委員に配布されます。もちろん、簡易書式で氏名を記載しなくて良い、無記名式のシートを利用している審議会や協議会などもあります。その全ての審議会などでの利用実態は、おそらく、企画政策課でも把握されていないのでは、ないかと思います。私の傍聴した審議会で事前に用意されていたのは、数か所で、私が傍聴して、お願いすることで次回以降に利用できるようになったという審議会がほとんどでした。審議会での扱いも委員長、会長などの意向でさまざまなようです。
<これ以外の議題「災害廃棄物処理計画」の報告は、次回に>