栗山公園調査:植栽調査第13弾「萩、ハギ」

第13弾は、「萩、ハギ」です。既に10月上旬に調査したものです。

場所は、公園の東側の真ん中にあるトイレの東側にサクラなどの足ともに広がる低い萩(ハギ)群です。秋の代表的な花として、可憐な花を付けます。園芸種もありますが、ヤマハギという日本の品種が華麗です。万葉集にも秋の代表的な花として紹介されています。

場所のマップは以下の赤の楕円で囲んだエリアです。

野生でも繁殖性の強い品種ですが、以下の写真のように花が着く枝は、一部です。ハギについての品種説明は、提携サイト「桜草数奇」のこちらをご覧ください。

実はこのハギは、この年の新しい枝にしか、花がつきません。前年の古い枝には花芽が付かないのです。その意味では、しっかり株立ちから花後に選定して、新しい株を育てると多く花芽が付きます。植え替えは、11月から、2月が適期です。株の根元からしっかりと選定して、植え替えるのが良いようです。選定には強い品種ですので、その上で掘り起こして、移植するのが良いでしょう。

栗山公園の萩の選定は、誰がしてくれるのやら。心配でもあります。多分、小金井園さんが市から依頼されてするのでしょうね。

新枝に花芽がつく、萩。万葉集では、大和地域の野原(多分、野焼きをするからかもしれません)に群生する様子をその詩から想像できる秋の風景です。

8巻 1532 秋雑歌

笠朝臣金村伊香山作歌二首

草枕  客行人毛  徃觸者  尓保比奴倍久毛  開流芽子香聞

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