〇2021年2月2日報告
自宅療養緊急事態です。約1週間前の1月27日からの入院・療養中の陽性者数を見てみます。
新規陽性者は、4,000名程度増え、入院患者は増えないまま、療養者では、宿泊療養は、ほとんど増えない一方、自宅療養は、3,200名から、6,600名と倍増以上です。日々の重傷者は減っても、100名以上の死亡者がでました。重傷者が減っても死亡が増えては意味がありません。自宅で利用できるオキシメーターも購入できない状況が続いている現状を行政はどう考えているのでしょう?予想できなかった事態でしょうか?
〇2021年2月1日報告
東京都の感染状況と比較しての、小金井市内での感染状況を見ていきます。この1か月での新規陽性者と入院、療養者の現状です。
<1月の新規陽性者(退院者)の変遷>
新年に278名の新規感染者で退院233名(療養中・療養先未定が45名)から、28日には、感染者529名(退院者が394名、療養者・療養先未定が136名)ということがわかります。感染者は、251名増と一気に2倍近くなり、療養者は、3倍弱というさらなる増加傾向です。療養者の詳細は、以下の通りです。
<1月の入院者・療養者概要>
入院者は、19名から31名とそれほど増えていないのに療養中では、施設療養者は、5名とほとんどなく、自宅療養が9名から、88名と激増しています。この方々への対応は、保健所がしているのでしょうか?府中の保健所は、数市を統括して管理しています。当然、小金井市だけではないはずですが、その業務実態は不明です。自宅療養者の症状悪化、重症化が見られるという都内全域での現状でその実態が不明です。
〇2021年1月29日報告
2021年1月に緊急事態宣言下での施設療養や自宅療養での症状悪化などが取りざたされる中、保健所での検査制限で検査数減。さらには、陽性率上昇で、検査と療養の実態を報告していくことにしました。今回の第1弾は、1月27日の検査・療養状況と以前の検査・療養状況の比較です。
<1月2日の都内状況>
<12月29日の都内状況>
この比較で明確なのは、1か月という期間で、3万人に感染者が増加しているという中での、各要素の実態の酷さです。入院数は、500名程度増える中で、宿泊療養は減り、自宅療養が激増したということです。退院・療養中止、療養先の決まらない陽性者が、7-8,000人と増加している点です。医療崩壊はもちろん、自宅療養崩壊です。この現状をどう解決するかの策は提示されていません。それが東京都の大問題なのです。