栗山公園の植栽調査の第10弾は、運動場の周囲に配置され、この公園の最も特徴的な植栽である「センダン」です。かなりの高木が多く、全体像は眺められるものの、開花などを双眼鏡でもないと見れない人のためには、センダンが植えられた反対側の運動場東側の入り口に実生から、自然に生えたセンダンがあります。この幼木を見ると、まだ、それほど丈も高くなく、開花状況を樹下から見れるようです。以下にご紹介します。5月には開花しています。
センダンの植物としての特徴などは、こちらをご覧ください。センダン科センダン族の高木で、その成長が早いことで知られる樹種です。昔から様々に人々に活用された木で、樹皮は、生薬の苦楝皮(くれんぴ)として、駆虫剤として煎液を内服したり、葉は、強い除虫効果をもつため、昔は農家において除虫に用いられていたそうです。
果実も、生薬の苦楝子(くれんし)として、ひび、あかぎれ、しもやけに。整腸、鎮痛薬として煎液を内服したりするようです。(Wikipediaより、参照)そのために栗山公園の歴史調査で東京薬科大学の薬草園だった頃から、この地に植栽されていたようです。その薬用などの当時の薬科大学での情報は、まだ、別途調べてみたいところです。
西側の運動場全体に眺望できるセンダン群は、東側通路から見ると以下のようです。