7月上旬九州豪雨災害の東進を受けての対策準備編
事前のWeb会議での学習会資料を公開した方が良いとの意見があったので、その一般公開と第一回、7月8日段階での関係機関へ問い合わせ結果をご報告します。
<学習会資料:その1>
予備放流・事前放流とは(国土交通省資料より)
“防災・減災ワーキンググループ:豪雨災害対策調査報告>第2弾 学習会資料紹介と現状問合せ結果” の続きを読む事前のWeb会議での学習会資料を公開した方が良いとの意見があったので、その一般公開と第一回、7月8日段階での関係機関へ問い合わせ結果をご報告します。
<学習会資料:その1>
予備放流・事前放流とは(国土交通省資料より)
“防災・減災ワーキンググループ:豪雨災害対策調査報告>第2弾 学習会資料紹介と現状問合せ結果” の続きを読む昨日、緊急の会議で、これからの豪雨をもたらす梅雨前線の東進について、関東地域での防災対策として、貯水池、ダムの事前放流が話題になりました。これから、豪雨でなくとも降雨が予想されている中、
1)ハザードマップによる浸水危険・注意エリアの再チェック:「前回の豪雨での浸水、または土砂災害予想地域の確認実施をしておく必要があるのではないか?」
2)ダム・貯水池の事前放流:「万一に備え、関東域では、ダムの事前放流を行ない、貯水量を下げて、豪雨時に緊急放流をしなくて済むような対策はなされているのか?」
という疑問が提示されました。
ワーキンググループでの具体策としては、AIなどを駆使した災害対策を提唱している政府機関、国土交通省などはどうしているのかを知っておく必要があるという意見がありました。一度、河川管理事務所の対策実施をHPなどで確認するとともに、注意喚起としての「対策実施についての問い合わせ」を実施しようということになりました。
先ずは、新規感染者50名越えが連続して、慌てて変更された判断基準について、以下にNHKの特設サイト(こちら)などの情報を転載して、ご紹介します。
また、このコーナーでは、この判断基準での東京都からの報告を継続して、最下部に追加していきますので、継続して、ご覧ください。毎日の増加数とエリア(区市部)別の感染者増加数は、こちらで継続して、報告しています。
“防災・減災ワーキンググループ:新型コロナウィルス対策の情報収集 東京都第2波調査” の続きを読む継続して、学校関連の感染情報と対策について、情報を掲載しています。開始したのは、6月24日からの情報です。最下段をご覧ください。
文京区の7月14日の発表は、以下の通りです。文京区では、11日に区の許認可保育園での感染が伝えられた直後です。詳細は、こちらから。
区立小学校の児童1名が新型コロナウイルス感染症のPCR検査を受けた結果、本日、陽性と判明いたしました。保健所が調査した結果、疫学上、濃厚接触者がいないことから、当該校では臨時休業を行いません。個人情報に配慮する必要があることから、当該児童に関するお問い合わせ等にはお答えできませんので、ご了承ください。
当該児童は最後の登校日に症状はなく、その後、保健所により濃厚接触者として確認されたため、PCR検査を受診し、陽性判定となりました。
<転載、以上>
なぜ、この児童が症状がないにも関わらず、PCR検査をうけたのかは説明されていません。個人情報保護ということなのでしょう。後は保健所の説明を正しいとして、学校内に濃厚接触者がいないと理解するしかないようです。
都立高校の学生1名の感染は、教育委員会からは、公表されなかったということのようです。以下は、上記ISJよりの記事転載です。詳細は、こちらをご覧ください。
<転載記事>
2020年07月07日
平松けんじ
東京都立高校の生徒1名が新型コロナウイルス感染症に感染していることが、7日、わかった。この都立高校の校長は6日の時点で保護者に対して文書で同校関係者が新型コロナウイルス感染症に感染していることが判明したことと、校内に濃厚接触者がいなかったことを説明しているが、東京都教育委員会(都教委)はいまだにホームページ上で感染例について公表していない。
都教委学校健康推進課の吉田課長は「その後状況が変わらなければということですが」としつつも、感染例を元々公表する考えがなかったことをはっきり認めた。吉田課長は感染例を公表しない理由について、「保健所の指導と助言もあり、臨時休業しない判断になったということで、一つ一つの例で個別に発表するものではない。発表出たからイコール(発表する)ではなくて、その学校での陽性の方の人権の配慮ということもございまして発表しなかった」と説明している。
このほかこの都立高校は保健所から臨時休業の必要はないという助言があったことを理由に臨時休業を行わない方針も示している。
2020年7月7日19時36分 第2報更新
<転載、以上>
一般のメディアには一切、公表されていないために掲載されていない記事です。
4-5月は、新型コロナウィルス感染対策のため、定例会が開催されなかったため、加藤氏よりの報告レポートを掲載します。
<日野市 SDGs未来都市に選定>
*日野市は2019年「SDGs未来都市」に選定されました。毎月5日を「マイバッグの日」と決め「容器包装お返し大作戦」と合わせて「買い物には行きも帰りもマイバッグ」を合言葉に、行きはマイバッグにペットボトルやトレーを入れて店頭回収へ、帰りはレジ袋をもらわない。
*市民団体との協働による「エコクッキング講習会」「段ボールコンポスト」も推進している。畑を利用した「せせらぎ農園」を開設し、周辺の約200世帯から回収した生ごみを直接畑に投入して発酵分解させ、野菜等を栽培している。「せせらぎ農園」は地域に開放し、市民の「食育」「環境教育」「地域コミュニティーの形成」に役立っている。余った食品をイベント会場にお持ちいただき「NPOフォードバンクTAMA」を通じて副士施設に提供している。
*今後もSDGsのり理念のもと、「ごみの減量」「資源化率の向上」によって、焼却ごみを削減して、地域温暖化防止に寄与していくために「第2次ごみ改革」を実施していく。
日野市環境共生部第2次ごみ改革担当参事 福田 博保氏(月刊廃棄物2020年2月号)より転載
<調布市(株)サラダクラブ 野菜廃棄物ゼロに>
*同社は複数の野菜を組み合わせ、そのまま食べられるパケージサラダを製造している。その際、キャベツの外葉やニンジンの皮など商品として使えない未利用部が多く発生する。それらを3年前から長期保管が可能な乳牛用の飼料としている。
*一方、野菜の種や玉ねぎなどは飼料に適さない野菜として産業廃棄物業者に任せていたが、昨年7月から発酵分解装置を導入し肥料化を開始した。1日あたり2トンを処理している。出来上がった資料や肥料は酪農農家や契約農家に売却し有効活用。同社は7つの直営工場があり、2012年度までに全直営工場の「野菜廃棄物ゼロ」を目指す。(月刊廃棄物2020年3月より、転載)
<藤枝市 家庭の生ごみを堆肥化とバイオガス発電に取り組む>
静岡県藤枝市(人口141,286人、59125世帯)は、全国で数少ない下水汚泥と家庭中込を原料とするバイオガス発電に取り組むため、アーキーアエナジー(株)、月島機械(株)、(株)チューサイマネジメントの3社と連携、協定を結んだ。季節の下水処理場を利用し、家庭生ごみに特化した事業者との連携は国内初。市は家庭生ごみ堆肥化に既に取り組み、2019年4月時点で約15,000世帯まで(25.3%)対象を拡大しているが、堆肥化施設の処理能力が概ね2万世帯までで、対象世帯拡大のための方法を検討していたが、県内で稼働を始めた牧之原バイオガス発電所に着目。実績のある事業者との連携でバイオガス発電の事業化に取り組むこととした。
<藤枝市浄化センター消化ガス売却事業>
藤枝市では、「日本一の環境行動都市」の実現を目指し、「もったいない」をキーワードに環境に優しい取り組みを、市民も含めた官民協働で進めている。その取り組みの一環として、県内で初めて、浄化センター汚泥処理行程で発生する消化ガスを使い、経済産業省の固定価格買取制度(FIT)を活用した発電事業を、平成29年11月1日に開始した。浄化センターの再生可能エネルギーの発電設備は、屋根貸し事業として導入した太陽光発電に続いて2施設目となり、全国でも数例しかない太陽光と消化ガスによるダブル発電事業となる。
消化ガス売却事業とは
この事業は、市が浄化センター内に発電機を設置する事業者に消化ガスを売却し、ガス売却量と土地使用料で買い取ることを国が約束する制度です。固定価格買取制度を活用した民設民営による「消化ガス売却事業」について公募により発電事業者を決定し、平成オ26年度中に経済産業省の設備認定を受けました。発電事業者は、購入したガスを使い発電設備により発電し、発電した電力を電気事業者に売却することで収入を得る仕組みになっています。
~食品残渣のリサイクル、飼料化~
<松戸市 学校給食残渣の飼料化に取り組む>
*松戸市は都市化が進み最終処分場を確保することが困難で、最終処分のほとんどを市外の民間最終処分場に頼っているため、資源になるものを極力分別してリサイクルすることで、ごみの最終処分量削減に取り組んでいます。
*2015年にモデル事業として7校で1学期に限定し、給食残渣の試行をしました。給食実施日の午後、専用の保冷車が学校を巡回して、食品残渣を回収し、資源化処理業者のリサイクル工場に運びます。工場では残渣を裁断してタンクに入れ、高温で殺菌。これに乳酸菌を加えると液状の飼料になります。7校からは1日平均350㎏の給食残渣が運ばれました。懸念された異物の混入は殆どなく資源化業者からも飼料の原料として問題ないとの報告を受けました。市内の公立小中学校64校すべてが再資源化されれば1日4トン近いリサイクルが実現する計算になります。
*2016年度からモデル校を徐々に増やし、2019年度には30校が実施しています(月刊廃棄物2019年12月)。なお、松戸市は食用廃油の回収も行っています。使用済みの油は、こしきで軽くこしてから、ペットボトル(500mlから2000ml)に入れしっかりとキャップを閉めて回収場所に持ち込みます。回収された食用廃油はバイオディーゼル燃料の原料として再利用されています。
出典:月間廃棄物2019年12月号、松戸市ホームページ>
くらし>ごみ・リサイクル・し尿>リサイクル
<小金井市 学校等の給食残渣のリサイクル約139t>
項目 | 重量(㎏) | % |
市施設投入量 (小中学校・保育園) | 138,697 | 58.4 |
市民投入量 | 22,245 | 9.4 |
戸別・拠点投入量 | 61,129 | 25.8 |
集合住宅投入量 | 15,244 | 6.4 |
計 | 237,315 | 100 |
小金井市の公立小中学校・保育園の給食残渣の回収量(生ごみ換算)は平成30年度約139tになります。小学校11校、中学校5校、保育園5園の全施設が乾燥型生ごみ処理機を設置し、給食残渣を乾燥させ、生ごみ堆肥化施設に送られています。小中学校・保育園の給食残渣は異物がほとんどなく毎日回収であれば、新鮮で飼料化にも適していると思われます。乾燥肥料化と飼料化で費用の面でどちらが有利か検討することも必要です。
なお、生ごみ排出量は推定約6,000t、リサイクル・資源化量は約4%程度です。
<学校給食から発生する食品ロス等の調査 環境省>
平成26年10月「今後の食品ロスリサイクル制度のあり方について(中央環境審議会意見具申)」では、調理クズや食べ残しなどの食品残渣を回収し、再生利用の取り組みを推進することが必要であるとの提言がなされました。環境省では、文科省の協力も得て、学校給食から発生する食品ロスの削減等の取り組みを把握するために市町村にアンケート調査を実施しました。
*食品廃棄物の発生量(平成25年度):児童・生徒1人当たり年間の食品廃棄物17.2㎏。うち、食べ残し7.1㎏、調理残渣5.6㎏、その他4.5㎏
*食品廃棄物のリサイクル率(平成25年度):約59%、うち肥料化約40%、飼料化約18%
*リディ―ス・リサイクルの取り組み:調理方法の改善やメニューの工夫約70%
*食育・環境教育の取り組み:取り組みを行っている約65%
出典:環境省リサイクル対策部企画課リサイクル推進室
小型バイオガスプラント
<竹中工務店 小型バイオガスシステム「メタファーム」>
竹中工務店が、建物完結型バイオガスシステム「メタファーム」の小型化に成功。1日当たり1tの生ごみ排出量に対応するタイプです。これまでは1日3tのメタファームを大阪の超高層ビル「あべのハルカス」への導入で知られていますが、小型化によりショッピングモールや小規模食品工場への拡大を目指すとしています。省力化や小規模化を実現し、設置面積は80㎡(自動車7台分の面積)ほどのスペースがあれば可能。同システムは各フロアーに設置したディスポーザーに生ごみを投入し粉砕。これを固形分離し、水平方向にも長距離移動できるシステムを使って固形分をバイオガス設備へ、液体部分や消化液は排水処理施設に集約する。バイオガス設備ではメタン発酵処理によりガスを生成。熱やで電気にして同システムの稼働や建物の電力として使用します。
*1tの生ごみを発酵させた残り10㎏程度でごみ処理費用の削減にもなります。
*導入費用の目安は2億円弱。
特徴
①建物内で廃棄物をエネルギーに変換させる仕組みのため、オフサイトでの処理が不要になり、食品リサイクルに貢献します。
②本システムの稼働に必要なエネルギー量よりも、生成されるエネルギー量の方が大きく経済的。余剰エネルギーは熱あるいは電気として建物内で使用できます。
③①と②より10年以内で初期投資費用を回収できる見込み。
④生ごみを車でオフサイト処理施設へ運搬する必要がなくなり、交通量やCO2の排出量の削減。
⑤各所に設置したディスポーザーに生ごみを投入することで、建物内での人手による生ごみ運搬・搬出がなくなるため、作業軽減及び臭気対策を始めとする衛生維持に貢献。
⑥新築の他、自動車7台分のスペースがあれば、厨房除害施設を有する既存の建物への増設が可能(1t/1日のメタフォームの場合)
⑦防災や地震対策等の安全性に配慮しており、建物での稼働が可能。
以上、月間廃棄物2019年10月号、及び竹中工務店ホームぺージより転載
(株)ヴァイオス 小型メタンガスプラント
型式 | MFS-H | MFF-H+ |
スペック | 10㎥ | 15㎥ |
処理能力 | 0.33㎥ | 1㎥ |
ガス発生量 | 10㎥(濃度55%) | 30㎥(濃度55%) |
重量 | 5トン | 5トン |
特徴 | *ガスホルダーと一体型で省スペース設計。 *別途のガスホルダーが不要でスペースを節約できます。 | *20feetコンテナに収納可能なコンパクトサイズ。 *現地で配管や電気に接続するだけで設置が可能。 |
以上、竹中工務店ホームページより転載
小金井市内の病院での感染者クラスターの発生が報じられました。この機会にこうした発生事例がどのように「東京都の感染者発生情報」に反映するのかを確認してみます。そうすることで現場での感染情報と自治体の公開情報の違いを把握するができるかもしれません。
注;最新情報の更新は、最下部に追加掲載しています。最下部をご覧ください。また、6月30日に東京都の判断基準変更後の指標での報告は、こちらの別コーナーでも継続して報告しますので、一緒にご覧ください。
小金井市の公式サイトの感染者発生情報は、東京都の発表を元にしているため、5月28日現在、5月12日頃からの小金井市での患者数17名は変化していません。別途、武蔵野中央病院での22日2名から、28日現在、9名という情報は、病院からの発表された数値として、別途告知されていますが、この東京都の公開数17名には加えられていません。元々、発生場所でなく、患者の居住地でカウントされていることもあるので、現状では、病院から報告されていても、東京都の職員が手作業で登録しない限り、数字に反映されないのでしょう。
それにしても、22日~28日報告されたものが、どの時点で反映するようになるのか、不安です。東京都の28日の新規発生数は、15名で、この数字には恐らく、この武蔵野中央病院での発生は加算されていないと思われます。今後の東京都の公開情報の変化を注視していきたいと思います。
“防災・減災ワーキンググループ:新型コロナウィルス対策の情報収集 小金井・都内区市部詳細編” の続きを読む