小金井市審議会傍聴環境づくり:審議会開催情報の告知調査:第36弾

2020年3月第2弾:3月15日号市報発行時点

新型コロナウィルス対策の影響をもろに受けて、審議会開催が軒並み中止に追い込まれた3月。ほとんどの中止告知は、3月5日から6日に中止、または傍聴中止や自粛要請を公式サイト内に掲載しました。

傍聴中止や自粛は何を意味するのでしょう?委員から離れた席で黙って傍聴するのに不特定多数だから?全く可笑しな決定です。誰が決めたのやら、専門家でないことは確実でしょう。入場時に熱を測ったり、消毒やマスク着用を義務付けたり、万一感染があった場合の接触者として、トレースするために住所氏名連絡先の記載を義務付けるなどとするのでなく、中止または自粛要請です。委員は発熱などは自己申告なのでしょうか?熱は測るのでしょうか?対策が適当で、いい加減なことが明らかです。近隣自治体でも傍聴中止が相次いでいます。閉鎖空間は同じです。ただ、発言しない傍聴者が「不特定多数」というだけで排除されるのは理解できません。

3月15日の市報で審議会開催情報告知は、1審議会(3月30日開催予定)のみでした。小金井市公式サイトでの情報も同様です。4月以降の開催が今後の市の対策方針が未定(国は都に追随しているだけなので、独自の判断はなされていないのです。)のために開催予定情報はほとんど掲載されません。この市の方針がどのように決まっているかを物語る例といえるでしょう。詳細は、以下の一覧をご覧ください。

会議名称市報告示公式サイト:新着情報:イベントカレンダー:審議会開催予定
公立保育園運営協議会〇3/1掲載(3/14開催)>中止を3/3に告知〇中止〇3/3に中止を告知
いのち支える自殺対策計画策定委員会〇3/1掲載(3/16開催)>傍聴を自粛してほしいと3/6告知に〇2/26掲載>傍聴自粛を3/6掲載
市民健康づくり審議会〇3/1掲載(3/16開催)>3/6に中止を告知〇>中止〇2/26掲載>中止を3/6に掲載
地域自立支援協議会〇3/1掲載(3/19開催)>合同部会は、部会長のみ参加。その他の部会は、傍聴を控えてほしいと3/6告知〇傍聴自粛を3/6に掲載
食育推進会議〇3/1掲載(3/25開催,・但し傍聴は中止に変更)〇2/27掲載(傍聴中止の告知が3/4に掲載)
青少年問題協議会〇中止を3/5に告知〇2/25掲載(3/26開催、中止を3/5掲載)
いじめ防止条例検討委員会〇3/15掲載(3/30開催)〇3/10掲載

私の知る限りでも4月に開催予定だった審議会については、情報提供されていません。開催予定検討中?決まらなければ何の情報も提供しないのが、広報だとでも思っているのでしょうか?いつ判断できるか、未定なのです。お上のお達しを参考にして検討するので、ひたすら沈黙を守るというのが行政の広報方針のようです。傍聴が市民の権利だという意識が低いなんとも不思議な自治体が多いのが現状です。

小金井市審議会傍聴環境づくり:開催情報の告知状況調査:第35弾

2020年3月1日市報発行時点

新型コロナウィルスの対策としての審議会などの中止が相次ぎました。市報で掲載されたものでも、実際には中止されています。これは小金井市の公式サイトを見ないとわかりません。ほとんどの中止決定掲載は、以下の一覧表でもわかるように2月27日ですから、当然市報の入稿には間に合わないだわけです。市報しか見ない市民も公式サイトや市のTwitterなどをチェックしないと緊急の変更はわからないことが明白です。今回のようなウィルス対策といった緊急事態は、公式サイトのトップにも告知があり、イベント中止情報に掲載されるので少しは情報伝達が可能となるかもしれません。

会議名称市報告示公式サイト:新着情報:イベントカレンダー:審議会開催予定
子ども・子育て会議〇2/1掲載(3/2開催)〇中止(2/27掲載)
長期計画起草委員会「文化と生涯学習」「行政運営」〇3/1掲載(3/11開催)〇中止(2/27掲載)
長期計画起草委員会「子どもと教育」「福祉と健康」〇3/1掲載(3/4開催)〇中止(2/27掲載)
長期計画起草委員会「環境と都市基盤」「地域と経済」〇3/1掲載(3/4開催)〇中止(2/27掲載)
はけの森美術館運営協議会〇2/15掲載(2/28開催)〇2/19掲載
児童館運営審議会〇3/1掲載(3/3開催)〇2/3掲載(3/3開催)
芸術文化振興計画策定委員会〇1/14掲載(2/18,3/9開催)〇3/9開催場所変更
公立保育園運営協議会〇3/1掲載(3/14開催)
いのち支える自殺対策計画策定委員会〇3/1掲載(3/16開催)〇2/26掲載
市民健康づくり審議会〇3/1掲載(3/16開催)〇2/26掲載
地域自立支援協議会〇3/1掲載(3/19開催)
食育推進会議〇3/1掲載(3/25開催)〇2/27掲載
青少年問題協議会〇2/25掲載(3/26開催)
小金井市情報公開・個人情報保護審議会〇2/25掲載(3/2開催)

小金井市審議会傍聴環境づくり:審議会開催情報の告知調査:2020年2月>特別編

新型コロナウィルスの影響によるイベント中止などに合わせての調査

数多くの人が集まるイベントが新型コロナウィルス対策として、告知されているようです。小金井市の公式サイトでもトップページに新型コロナウィルスに関する告知が表示され、以下の中止イベントのページに案内されます。

審議会や協議会についての中止告知はなく、審議会再開予定のページでも一切、中止の案内はありません。大人数でないかた、中止はないのと考えられますが、心配です。来週、休み明けの火曜からの審議会を確認しつつ、傍聴してみようと思います。当然のイベントカレンダーなどをチェックしても中止は表示されません。その時、気づいたことがあります。

その1は、実際の中止イベントがカレンダーでも(中止)と表示がかわっているものとそうでない、以前のままものがある点です。

その2は、ほとんどイベントカレンダーには掲載されないイベント(公民館、図書館など)が数多くあるという事実です。

基本、市側では、「中止ページに掲載すれば、それでOK」という判断なのでしょう。実際中止とされていない、東京都の22日、23日と開催される都道の「オープンハウス」説明会や日曜議会(市議会のページには開催しますと告知されています)などの情報は触れられていません。中止が決まった3月の市民活動まつりの情報などなども未掲載です。

一応、告知の一番下にリンクがある「公民館と図書館の中止イベント内容について」以下に貼り付けておきます。できれば、同じ中止告知のページに一緒に掲載してもらえたら、良くわかるのです。その内容を見て、どんな情報公開が見やすいかなどを考えてみてください。

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小金井市審議会傍聴環境づくり:傍聴非常事態宣言 2020年第1弾

第1期:情報公開が進まない理由を知る

各審議会を実際に傍聴しているとその開催予定が重なり、傍聴できない審議会が数多くあることに気が付きます。傍聴できなくても、子ども、教育、福祉などの審議会、協議会は既に傍聴者が多かったり、市民公募委員、市民活動家の方々が多く参加されているので、傍聴しなくても、市民への情報公開は進んでいるのではと安心していました。傍聴者0名という審議会を中心に傍聴していました。

それでも、情報公開(公式サイトでの会議録以外の資料の公開や関連資料が質問はされても、市議会などに市議を通じて公開されることがない)進まない審議会もあることに気づきました、一度こうした審議会を傍聴し、その理由を知りたいと思い、そうした協議会の一つ、「地域自立支援協議会(合同部会)」を傍聴してみました。以下、そのご報告です。

2020年2月21日 18:30~ 地域自立支援協議会(前原暫定施設)

幾つかある部会の合同の会議なので、十数名の方が集まります。

まず、傍聴される方の数はというと、この回では傍聴は、私と市議1名、聴覚障害者(手話サポートがつきます)1名の計3名でした。

以下、市民参加のための機能と情報公開度をご紹介します。

1)傍聴者のためにこの協議会では、「意見・提案シート」は配布されます。

2)協議会の内容の情報公開はというと、

傍聴者に対しては、

傍聴用資料は、3セット程度用意されているだけで、それ以上の傍聴者の場合は、一緒にご覧くださいとのことでした。閲覧した会議傍聴用書類(会議次第、資料1~10まで)は一切、持ち帰れませんでした。(市議は持ち帰っていたようです。この市議が一般質問でこの自立支援などの分野の質問を予定されています)

さらに、来場できない、Webなどで情報を得たいという市民に対しては、

公式サイトには会議録は公開(2月段階では、昨年の11月会議までの会議録が公開されていますが、事前の会議次第から、事後の資料などは一切、公開されていません)。同協議会の会議録は、こちらから、ご覧いただけます。

結論:情報公開は、さほど進んでいません。市民の同会議の参加者もそうしたことへの必要性を感じていないようです。「自分たちが資料を参考に活動、伝達すれば良い」、「会議で入手した資料はそいれぞれの委員が活用するのだから、それで十分」ということなのかもしれませんが、一般市民向け、傍聴者への資料提供などという点では、行政側への要請はしていません。会議録を公開しているからいいだろうという程度(どの審議会とも同様の最低限の公開度)です。

今後へ>この協議会への情報公開への要請、チャレンジをしてみます

その1:まず、「意見・提案シート」への情報公開提案をしてみます。

その2:知り合いの会議参加メンバー(委員)に協議会への情報公開推進への提案を話してみます。「会議で提案してもらう」などやそうしたことへの意見確認です。

その結果を第2弾として、後日ご紹介します!!

小金井市審議会傍聴環境づくり:新シリーズ傍聴非常事態宣言 <番外編・第3弾>

昨年の4月に「社会教育委員の会議」で平成25年に提言として出された:「生涯学習支援センター機能の充実」が単なるお題目で、かろうじて実施された小金井市公式サイト内の「生涯学習情報コーナー」がいかに悲惨なレベルかをご紹介した第1弾と第2弾でした。その後日談が今回の第3弾となります。

なんと、9か月が経過しました。以下に今日までの同「社会教育委員の会議」での上記の提言についての進捗を簡単にご紹介します。昨年の4月から8月までは、令和元年度の前期となり、同じメンバー構成の委員で会議は実施されます。

第1回4月から、第4回8月までは、この提言の「生涯学習支援センター機能」については、一切会議では議題に上がりませんでした。結果、第5回の後期第一回目の会議で「第29期の検討内容という項目の中で「前期の討議内容で積み残された項目」として、提示資料(資料9)内で提示されたのですが、同会議の会議録では、その期の重要項目としての「学校協働推進」には触れられたのですが、この積み残し項目は読み上げられた程度で具体的にいつ、どのように討議して進めていくかなどは討議されませんでした。その原因は、<来季の委員の方へ>と最終的にまとめた内容がこコミュニティスクールにのみ言及し、こうした内容を無視したことにもあります。<以下の資料9をご覧ください。>

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小金井市審議会傍聴環境づくり:開催情報告知の状況調査 第34弾

2020年2月第2弾:2月15日市報の発行時点

今回もかなり市報での掲載情報と市公式サイトでの掲載に区別される審議会があり、共通に掲載されるものも多い中、残念な結果となりました。まだ、掲載日が開催直前のもの(特に公式サイトのみ掲載のもの)があり、市民への情報公開の遅れが見られます。


会議名称市報告示公式サイト:新着情報:イベントカレンダー:審議会開催予定
社会教育委員の会議〇2/1掲載(2/17開催)
廃棄物減量等推進審議会〇2/1掲載(2/19開催)
地域自立支援協議会〇2/1掲載(2/21開催)
子ども・子育て会議〇2/1掲載(3/2開催)〇1/28掲載
長期計画起草委員会「環境と都市基盤」「地域と経済」〇2/1掲載(2/17,25開催)
長期計画起草委員会「文化と生涯学習」「行政運営」〇2/1掲載(2/7,28開催)
3市ごみ減量推進市民会議〇2/15掲載(2/18開催)〇2/10掲載
東小金井駅北口まちづくり協議会〇2/15掲載(2/26開催)〇2/10掲載
廃棄物減量等推進審議会〇2/15掲載(2/26開催)
まち・ひと・しごと創生総合戦略等推進委員会〇2/15掲載(2/27開催)〇2/10掲載(3/24開催分も掲載)
はけの森美術館運営協議会〇2/15掲載(2/28開催)〇2/19掲載
児童館運営審議会〇2/3掲載(3/3開催)
芸術文化振興計画策定委員会〇1/14掲載(2/18,3/9開催)
保育計画策定委員会〇2/12掲載(2/27開催)