小金井市審議会傍聴環境づくり:開催情報の告知調査>2020年9月の臨時調査>第46弾

2020年9月15日市報発行の前段階での臨時・緊急調査!

どうも、各審議会が会場予約の関係なのか、参加者の都合なのか不明ですが、公式サイトで開催直前に公開(配信)される傾向が顕著になってきました。ある意味、傍聴希望者には非常事態です。

傍聴希望者は常に公式サイトなどの情報をチェックしていないと傍聴できない事態が起きています。今回も4つの審議会が以下のように直前に情報提供されています。

特にひどいのは、最後に赤字で記載した、「行財政改革市民会議」です。傍聴申込ができないようなタイミングでの開催です。

〇小金井市民交流センター運営協議会 9月17日開催>告知は、9月11日公式サイト内<7日前>
〇小金井市市民協働推進委員会 9月14日開催>告知は、9月7日公式サイト内
<7日前>
〇小金井市公立保育園運営協議会 9月12日開催>告知は、9月3日公式サイト内<9日前>

〇小金井市行財政改革市民会議 9月14日開催>告知は9月14日(実際は、前週の金曜の11日ですが、事前申し込みが前日までに必要となっており、申込できないようなタイミングです)公式サイト内

小金井市審議会傍聴環境づくり:傍聴非常事態宣言 2020年第1弾

第1期:情報公開が進まない理由を知る

各審議会を実際に傍聴しているとその開催予定が重なり、傍聴できない審議会が数多くあることに気が付きます。傍聴できなくても、子ども、教育、福祉などの審議会、協議会は既に傍聴者が多かったり、市民公募委員、市民活動家の方々が多く参加されているので、傍聴しなくても、市民への情報公開は進んでいるのではと安心していました。傍聴者0名という審議会を中心に傍聴していました。

それでも、情報公開(公式サイトでの会議録以外の資料の公開や関連資料が質問はされても、市議会などに市議を通じて公開されることがない)進まない審議会もあることに気づきました、一度こうした審議会を傍聴し、その理由を知りたいと思い、そうした協議会の一つ、「地域自立支援協議会(合同部会)」を傍聴してみました。以下、そのご報告です。

2020年2月21日 18:30~ 地域自立支援協議会(前原暫定施設)

幾つかある部会の合同の会議なので、十数名の方が集まります。

まず、傍聴される方の数はというと、この回では傍聴は、私と市議1名、聴覚障害者(手話サポートがつきます)1名の計3名でした。

以下、市民参加のための機能と情報公開度をご紹介します。

1)傍聴者のためにこの協議会では、「意見・提案シート」は配布されます。

2)協議会の内容の情報公開はというと、

傍聴者に対しては、

傍聴用資料は、3セット程度用意されているだけで、それ以上の傍聴者の場合は、一緒にご覧くださいとのことでした。閲覧した会議傍聴用書類(会議次第、資料1~10まで)は一切、持ち帰れませんでした。(市議は持ち帰っていたようです。この市議が一般質問でこの自立支援などの分野の質問を予定されています)

さらに、来場できない、Webなどで情報を得たいという市民に対しては、

公式サイトには会議録は公開(2月段階では、昨年の11月会議までの会議録が公開されていますが、事前の会議次第から、事後の資料などは一切、公開されていません)。同協議会の会議録は、こちらから、ご覧いただけます。

結論:情報公開は、さほど進んでいません。市民の同会議の参加者もそうしたことへの必要性を感じていないようです。「自分たちが資料を参考に活動、伝達すれば良い」、「会議で入手した資料はそいれぞれの委員が活用するのだから、それで十分」ということなのかもしれませんが、一般市民向け、傍聴者への資料提供などという点では、行政側への要請はしていません。会議録を公開しているからいいだろうという程度(どの審議会とも同様の最低限の公開度)です。

今後へ>この協議会への情報公開への要請、チャレンジをしてみます

その1:まず、「意見・提案シート」への情報公開提案をしてみます。

その2:知り合いの会議参加メンバー(委員)に協議会への情報公開推進への提案を話してみます。「会議で提案してもらう」などやそうしたことへの意見確認です。

その結果を第2弾として、後日ご紹介します!!

小金井市審議会傍聴環境づくり:新シリーズ傍聴非常事態宣言 <番外編・第3弾>

昨年の4月に「社会教育委員の会議」で平成25年に提言として出された:「生涯学習支援センター機能の充実」が単なるお題目で、かろうじて実施された小金井市公式サイト内の「生涯学習情報コーナー」がいかに悲惨なレベルかをご紹介した第1弾と第2弾でした。その後日談が今回の第3弾となります。

なんと、9か月が経過しました。以下に今日までの同「社会教育委員の会議」での上記の提言についての進捗を簡単にご紹介します。昨年の4月から8月までは、令和元年度の前期となり、同じメンバー構成の委員で会議は実施されます。

第1回4月から、第4回8月までは、この提言の「生涯学習支援センター機能」については、一切会議では議題に上がりませんでした。結果、第5回の後期第一回目の会議で「第29期の検討内容という項目の中で「前期の討議内容で積み残された項目」として、提示資料(資料9)内で提示されたのですが、同会議の会議録では、その期の重要項目としての「学校協働推進」には触れられたのですが、この積み残し項目は読み上げられた程度で具体的にいつ、どのように討議して進めていくかなどは討議されませんでした。その原因は、<来季の委員の方へ>と最終的にまとめた内容がこコミュニティスクールにのみ言及し、こうした内容を無視したことにもあります。<以下の資料9をご覧ください。>

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小金井市審議会傍聴環境づくり:審議会開催告知の状況調査 その23

2019年8月15日市報発行時点での調査

今回も市報で掲載されるものと公式サイトにも掲載されるもの、公式サイトのみで掲載されるものという3つの形式が散見されました。審議会を担当する課の方針の違いなのかもしれません。ただ、長期基本計画に関わる「市民ワークショップ」についての掲載はあるのに、その後の「こがねいミーティング」などが公式サイトのスケジュールに掲載されないなど、課の方針だけでは、判断できないこともあるようです。単なる事務処理上のミスということなんでしょうか?

市報の8月1日号掲載のものは、その後、公式サイトで掲載されたものもあり、●マークで継続掲載しました。詳細は、以下の一覧をご覧ください。


会議名称市報告示公式サイト:新着情報:イベントカレンダー:審議会開催予定
長期計画審議会〇8/15号掲載(8/21開催)〇7/17掲載〇7/16掲載
保育計画策定委員会〇8/15号掲載(8/21開催)
児童発達支援センター運営協議会●8/1号掲載(8/20開催)〇7/29掲載
地域自立支援協議会●8/1号掲載(8/20開催)〇7/30掲載
社会教育委員の会議〇8/15号掲載(8/26開催)
緑地保全対策審議会●8/1号掲載(8/27開催)〇7/26掲載
図書館協議会6月開催のものがいまだに掲載
子ども・子育て会議〇8/15掲載(8/28開催)〇8/8掲載
東小金井駅北口まちづくり協議会〇8/15掲載(8/30開催)
交通安全推進協議会〇8/15掲載(8/30開催)〇8/9掲載
廃棄物減量等推進審議会〇8/15掲載(9/12開催)
第2回こがねいミーティング〇8/15掲載(9/3開催)
第1回小金井市青少年問題協議会専門委員会〇8/7掲載

小金井市審議会傍聴環境づくり:新シリーズ傍聴非常事態宣言 <番外編・第2弾>

社会教育委員の会議で作成実施した小金井市公式サイト内「生涯学習」コーナーの「生涯学習支援センター機能」づくりの提言を反映した改訂を評価する第2弾です。

前回までは、いかにこの新たな改訂で加えられた「生涯学習情報コーナー」が機能していないかをその前の平成25年に提示された「生涯学習支援センター機能」実現への提言からの経緯をご紹介してきました。また、その機能の一部として、ようやく6年を経て改訂された公式サイトの顛末とその効果などをご紹介してきましたが、今回は、なぜ、こんな事態に至ったのかをその原因ともいえる小金井市公式サイトの構造、コンテンツ設計方針、運営管理実態という側面から紐解いていきます。「生涯学習」という情報コーナーはあくまでその一例にすぎませんが、丁度、「生涯学習情報コーナー」を新たに付け加えたことでその実態を説明するのに適していると思われるので、題材としました。以下、少し長くなりますが、お付き合いください。

「生涯学習」について知りたいあなたへの答えを提供してくれる場所?

前回もご紹介したこの小金井市公式サイトの「生涯学習」コーナー(4月22日時点)のトップページは、以下のようなものです。少し前の画像なので、一番上の60周年記念講演会に関する1項目は、「そのときのタイムリーな情報」として、現在削除されています。前にもお話したようにこのトップページは、恐らく「小金井市の生涯学習について知りたい」という方が最初にアクセスする場所だと考えてよいと思います。公式サイトのトップページの「子育て・教育」から「生涯学習」を選んだり、トップページの検索で、「生涯学習」を検索していきつく場所です。

「生涯学習」の入口となるページ(色が変わっているのは、アクセスした後)
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小金井市審議会傍聴環境づくり:新シリーズ傍聴非常事態宣言<番外編 第1弾>

今回は、前回まで、3回シリーズでお伝えしてきた審議会の「傍聴非常事態宣言」の番外編です。4月22日に開催された「平成31年度第1回:社会教育委員の会議」での懸案事項だった「生涯学習センター機能」の一部を現状小金井市公式サイト内で実現する活動の後日談です。具体的に提言の一部がどのように実現されたか(小金井市の公式サイトで実現されたか)をお伝えしようと思います。

結果は、小金井市の公式サイトの「生涯学習」コーナーをご覧いただければ一目瞭然です。「生涯学習情報コーナー」という区分のコーナーが設置され、様々な生涯学習の情報が一覧で見られるページができました。そのことが会議で報告され、委員からは特に問題は指摘されませんでした。「取りあえず、一部でも実現できて良かった」というところでしょうか。実際のコーナーは、こちらをご覧ください。

次に私なりにこの改訂の課題を読み解き、これからの参考にしてもらうためのガイドをしてみます。

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