ごみ対策ワーキンググループ:市民活動連携プロジェクト>HDMを進める会の活動報告

2020年10月定例会:報告

10月の生ごみ・生ごみの動き

(1)ごみ搬出量4月~7月>3か月合計による昨年度比較(単位:㎏)

R元年度R2年度増加量増加率(%)
可燃粗大ごみ75,72083,5107,79010.1
不燃ごみ493,270798,39030,51261.9
廃プラスチック757,200847,62090,42011.9
乾電池9,35012,7403,39036.3
蛍光灯3,2303,72049015.2
鉄くず等104,330124,50020,17019.3
合計1,443,1001,870,480427,38029.6
*令和2年9月16日 環境部中間処理場担当 第3回定例会資料

(2)リサイクル事業所継続陳情書採択と決議

本会議で、リサイクル事業所の継続をのぞむ陳情5本が19対4で採択、9月25日市議会本会議で、さらに1本が採択され計6本になりました。また、「小金井市の行政運営に抗議し、リサイクル事業所の再開を求める決議」が19対4で可決されました。


<小金井市のリサイクル事業所の継続をのぞむ陳情書(代表 横須賀雪江)>
陳情項目
*早急に、リサイクル事業所を新庁舎等に影響のない範囲で再開、もしくは市民が利用しや
すい別の場所に開設すること。
*小金井市としてリユース・リサイクル事業の維持推進の方策を示すこと。
*方策に示すにあたっては、シルバー人材センター及び市民と協議すること


    <小金井市の行政運営に抗議し、リサイクル事業所の再開を求める決議>


〇提出市議:鈴木、白井、坂井、田頭、片山、渡辺(大)、水上(敬称略)
趣旨(要旨)
*リサイクル事業所の存続の陳情書が採択された。小金井市は市民の陳情で示された声と議会意思を尊重し、リサイクル事業所の再開に向け努力すべきである。
*各陳情書は8月4日の建設環境委員会で審査された。前日の8月3日市からの申し出によりリサイクル事業所閉鎖する「解約合意書」をシルバー人材センターと交わした。議会に相談もなく陳情が審査される前日に解約手続きを行ったことに対し、厳しく抗議するとともに遺憾の意を表明する。
*市は「リサイクル事業所の役割は終わった」としているが、新型コロナ感染症の広がりの中、不燃ごみ、粗大ごみ等が大量に排出されている。「循環型都市ごみゼロゼロ小金井」にふさわしく、「3R」をさらに進め、リユースの拠点であるリサイクル事業所の役割がさらに求められことは明らかである。
*二枚橋焼却場跡地に「常設ではなく、違った形でやっていきたい」としているが、リサイクル事業所の存続を求める市民の願いや議会意思を満たすものではない。よって議会は西岡市長に以下の事項を求めるものである。


1.リサイクル事業所の再開を、市民が利用しやすい新たな場所での開設を求めて、具体的に検討すること。
2.今後のリユースの在り方について、市民の声をよく聞き、具体的な方針と方策を明らかにすること。

以上決議する。 令和2年9月25日

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2020年9月定例会:第2弾報告

消滅型生ごみ処理機「ゴミサー」について

2018年5月16日

エスキー工機株式会社(042-655-0130)の生ごみ消滅型処理機ゴミサーが「生ごみリサイクル全国ネットワーク(2018年5月号)」で記載されていました。2016年には環境省から地球環境保全功労者として表彰されています。全国で2800台が稼働しています。同社のホームページでは、以下のように紹介されています。


① 処理が早い・・・24時間でほぼ生ごみは分解されます。
② 臭いにくい
③ 減容率99.9%、残渣ほぼゼロ・・・生ごみをすべて水と炭酸ガスにします。
分解された水はそのまま流せる。設置場所は屋内でも屋外でもOK。
稼働には水道、排水、電源が必要です。
④ 体ランニングコスト
媒体コア(分解促進剤)を定期的に交換する必要がない。年数回の補充で済む。一般的な生ごみ処理機に比べ大幅なランニングコストの削減が実現します。乾燥式などに比べ光熱費も大幅に抑えられます。保温と1時間1回1分間のかくはんのため電気代はほとんどかかりません。
⑤ 自動運転らくらくメンテナンス
特殊なメンテナンスの必要はなく、日頃のメンテナンスは水を流す程度
⑥ 生ごみは随時投入、連続運転
⑦ 耐久性、安全性を徹底追求
オールステンレス、フタ開時等の自動停止機能

形式処理量(kg/日)大きさ重量(kg)購入価格
G105~10670×640×834100
G2010~20822×778×1082170
G3520~35822×1128×1039350
G5040~501038×2129×1753600
UP10050~1001220×2129×17531000
*100㎏/日以上1tまで各種全15種あります。それぞれ注文生産となっています。
*処理機はリースも可能です。

新たに市内で開催される環境関連イベント情報の掲載を本年度より開始しました。

第1弾は、小金井市の公民館東分館の市民講座です。段階的にイベント登録は本サイトにユーザー登録いただければ、どなたでもイベント登録を可能にしていく予定です。基本は、イベント開催情報を右フレーム内に自動表示をしていく予定です。

小金井市公民館東分館・環境講座
「3Rでつなぐ環境バトン―今変わる、リデュース・リユース・リサイクル―」
講座
を開催します。

注:年明け1月5日での参加者応募の受付状況:予定数に達して、参加申込受付は終了しているようです。

レジ袋など、使い捨て型のプラスチック容器包装は、様々な環境問題の原因となっています。また、大量の食品ロスが発生することも重要課題です。全国でプラスチック製買い物袋が有料化され、食品ロス削減推進法も策定された今、改めて身近な環境問題と私たちのくらしや社会のこれからを、一緒に考えてみませんか。


講座内容:
第1回 令和3年1月15日(金曜日)午前10時から正午まで 「レジ袋有料化から読み解く、日本のプラスチック最前線」
第2回 令和3年1月22日(金曜日午前10時から正午まで「なぜ減らす?どう減らす?私たちの地域で広げる、食品ロス削減」
第3回 令和3年1月29日(金曜日)午前9時15分から午後1時頃まで「野外研修 武蔵野クリーンセンター、むさしのエコreゾート見学」 ※ガイド付き中型バスで移動します。

開催場所:1月15日、1月22日 公民館東分館1階集会室A・B
    1月29日 武蔵野クリーンセンター、むさしのエコreゾート
講師:第1回、第2回  崎田裕子さん(ジャーナリスト、環境カウンセラー) 第3回 現地職員
対象・定員  市内在住・在勤・在学の方 10人(申込順)   参加費 無料

申込方法  令和2年12月16日(水曜日)午前9時から電話または、公民館東分館窓口へ>問合せ  公民館東分館  電話042-384-4422

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2020年9月定例会報告:第1弾

9月の第一弾は、市議会・建設環境委員会で審議されてきた新庁舎建設予定地の蛇の目工場跡地で運営されてきたリサイクル事業所の存続についての陳情の経過報告でした。

小金井市リサイクル事業所問題経過一覧

2020年9月3日

内容備考
1992年12月 開設リサイクル事業所開設ジャノメ跡地の工場8倉庫を 利用
2019年3月31日 全面閉鎖リサイクル事業所全面閉鎖受付・販売等すべて中止
2019年6月2日 ~縮小再開全面閉鎖していたリサイクル事業所を期限付きで再開(市報6/1号)市民の声と議会の働きかけで縮小して再開する
2020年1月20日 市長に要望市長とHDMシステムを推進する会懇談。リサイクル事業所継続・拡大充実要望柿崎環境部長も同席 「検討中」として回答せず
2020年2月 市長に要望書ごみの減量とリサイクルを考える会が市長に「リサイクル事業所存続」の要望書提出 
2020年4月5日 シルバー人材センターシルバー人材センターから市長に「リユース事業継続」の要望書市に提出しようとしたが、市は受け取らず
2020年4月16日 電気工事等についてごみ対策課はリサイクル事業所等電気設備改修工事の工事内容示す受変電設備、建物改修、 外構改修など
2020年7月13日 建設環境委員会と懇談建設環境委員会7名とごみの減量とリサクルを考える会が懇談「リサイクル事業所継続・存続等」要望欠席は篠原市議1名。 特に反論はなく、「理解」が大勢であった。
2020年7月15日 ごみ対策課長と懇談深沢ごみ対策課長とHDMシステムを進める会懇談「リサイクル事業所継続・存続」」要望新任課長であったためか、ただ聞いているのみであった。
2020年8月3日 リサイクル事業所 閉鎖合意市はとシルバー人材センターは「8月31日をもってリサイクル事業所閉鎖」合意書締結 
2020年8月4日 建設環境委員会田代さんが意見陳述、委員の板倉、水谷両氏リサイクル事業所存続について意見と質問 
2020年8月31日 全面閉鎖リサイクル事業所営業終了のお知らせ。8月31日(月)をもって営業を終了することになりました (市報8/15)庁舎等複合施設建設の進捗に伴い営業を終了・閉鎖 16時、職員の皆さんに「ご苦労さん」の花束贈る
2020年9月1日 第3回定例会リサイクル事業所存続関係の陳情書採択される(賛成14、反対9) 
*ごみの減量とリサイクルを考えるか会から陳情と署名提出(445筆)。追加68筆(未提出)
*建設環境委員会と懇談の後、建設環境委員皆さん6名と個別に話し合い(要望等)を行う

食環境ワーキンググループで連携してきた「小金井食育HP編集委員会」と食品ロス対策から、生活支援への活動へ

いままで、「共食」などのテーマづくりで連携してきた「小金井食育HP編集委員会」と新たな活動として、市が「食品ロス対策」でごみ対策課で実施してきたフードドライブ事業をさらに支援するだけでなく、市民の生活支援としての「子育て支援としての子ども食堂」や「生活困窮者の自立支援としての食品提供」などの他の部局にまで広げた食に関する生活支援情報の発信を目指した活動を模索することになりました。東小金井駅高架下KO-TOに入居した「全国フードバンク推進協議会」との連携も含め、様々な市内連携を模索していきます。食環境ワーキンググループの活動については、こちらをご覧ください。

ごみ対策ワーキンググループ:市民活動連携プロジェクト>HDMを進める会の活動報告

2020年8月定例会>第3弾:リユース品など、多摩地域における常設ではない8市、一般廃棄物処理基本計画から<第2弾のまとめ>

 イベント 販売フリーマー ケット等リサイクル ショップへ不用品 交換などその他
稲城市 
昭島市修理し無料提供
東大和市修理し無料提供
清瀬市 
あきる野市無料抽せん会
東久留米市説明会の開催
狛江市
武蔵村山市情報の提供

*イベント販売とは:市民まつり、地域まつり、環境フェスティバルでの販売
*フリーマーケット等:フリーマーケット、ガレージショップ
*リサイクルショップ:民間事業者
*不用品交換など:市の掲示板
*その他:
あきる野市:環境フェスティバルでリサイクル再生利用無料抽せん会
昭島市:修理無料提供、環境コミュニケーションセンター棟で修理し、市民に無料提供
東大和市:リサイクル施設(缶・ペット・粗大ごみ)で程度の良いもの修理イベント無料提供

考察

1、8市のうち5市が関係するイベント販売をしているが、3市はイベント販売もなく民間事業者に。
2、狛江市と武蔵村山市は一般廃棄物基本計画にリユースに関する施策の項目がない。
3、昭島市、東大和市、あきる野市は、粗大ごみの中から再利用できるものを修理し、イベントなどで市民に無料配布している。
4、8市すべてインターネット等の利用の記述がない。
5、8市すべて元々常設のリサイクル事業所はなく、したがって小金井市のように常設からイベント等販売に変更した市はない。
6、8市のうち、2018年度多摩地域焼却量少ないごみベスト10(1人1日当たり)は狛江市(第6位)のみ。

ベスト10は、小金井市、国分寺市、日野市、立川市、府中市、調布市、西東京市、三鷹市、東村山市、狛江市である。

小金井市は「与えられた責任を誠実に果たす」施策が発生抑制を第1にするのではなく、発生増加を第1に手がけることになる。(三市可燃ごみ共同処理稼働後最初の施策はリサイクル事業所の閉鎖)

2018年度多摩26市ごみ収集量(事業系除く)

市名g/人日市名g/人日
府中市520.5日野市547.4
東久留米市525.8町田市548.0
立川市526.7東大和市549.1
西東京市539.9国分寺市554.3
東村山市541.0清瀬市554.2
多摩市543.6小金井市561.6
*小金井市は12番目
*多摩地域ごみ実態調査2018年度統計

全国総ごみ量(10万人以上50万人未満)

市名g/人日市名g/人日
小金井市605.3立川市671.9
掛川市637.3国分寺市680.0
日野市648.2西東京市683.9
府中市667.1三鷹市694.8
藤枝市668.1東村山市697.4
*環境省平成30年度(2018年度)一般廃棄物処理実態調査から

<第3弾、以上>