ごみ対策ワーキンググループ:市民活動連携プロジェクト>HDMを進める会の活動報告

2020年8月定例会:第2弾報告

第2弾報告では、小金井市のリサイクルセンター閉鎖と継続の市議会採択に伴い、当面の行政の方針として、常設施設ではない、リユース品の販売などの方針から、近隣自治体の同様のリユース品取り扱い事例<加藤氏提供>を学習

多摩地域における常設ではないリユース品の取り扱い
(各市町村の一般廃棄物基本計画から参照、転載)

<昭島市(042‐546‐5300)>

*再生可能な粗大ごみは、環境コミュニケーションセンター棟で修理し市民に無料で提供
*リサイクルショップやフリーマーケット等の活用
*製品の買い替え時の下取り、不要品の引き取り、中古製品または中古部品の販売、リサイクルショップの利用など、使用済み製品の再使用を勧めます(65ページ)

<追加情報:ごみ対策ワーキンググループより:昭島市のリサイクル通信を以下から、ダウンロードしてご覧いただけます。また、環境コミュニケーションセンターの情報は、こちらから

<東久留米市(042‐473‐2117)>

*不用品の交換や譲渡などリユースを推進する(32ページ)

<稲城市(042‐378‐2111)>

*再使用については、市内のリサイクルショップが減少していることから、ほかに再使用を促進する方法を検討していく必要があります(27ページ)
*市役所の不用品交換コーナー(掲示板)、市内外で開催されるリサイクルショップ、ガレージマーケットなどのリユースに関する情報を収集し、広報などで提供します。また、「おもちゃの病院事業」を継続的に開催し、利用者を増やします。
*市民まつりや地域まつりなどのイベントでは、フリーマーケットを開催するとともに、リユース食器の利用促進を検討します(43ページ)

<武蔵村山市(042‐565‐1111)>

*再生品を利用する意義や販売店に関する情報の提供(41ページ)*再生品を取り扱うよう販売事業者への啓発(41ページ)

<東大和市(042‐563‐2111)>

〇東大和市ゴミゼロプラン概要版>こちらから

*不要となったものは、フリーマーケットやリサイクルショップなどを利用し、再使用に努める(6ページ)
*リサイクル施設(缶・ペットボトル・粗大ごみ)で程度の良い木製品については、簡単な補修を行い、行事の開催時に市民へ無料で配布している。(13ページ)
*再生品利用促進を図るため、市民へのリサイクル製品の利用促進に向けた説明会等を開催する(28ページ)

<清瀬市(042‐492‐5111)>

*不用品の交換等によるリサイクルの推進に向けて、フリーマーケット、バザー等の情報提供を行うとともに、イベント開催を支援する(38ページ)

<あきる野市(042‐558‐1830)>

*リサイクル活動の推進、リサイクルシステムの充実
*市民、事業者,行政が協力し、リサイクル可能なものが資源として収集され活用されるシステムの充実を図ります(15ページ)
あきる野環境フェスティバルの実施、リサイクル品再利用コーナー無料抽選会(25ページ)
*市民の役割:不用品の再利用、再生品の利用拡大(62ページ)

<狛江市(03‐3488‐5300)>

*多様なリサイクルルートの確保(32ページ)
*資源物集団回収事業、生ごみ、植木せん定枝、各種リサイクル(家電、パソコンなど)の項目があるが、リユース(品)についての施策はない。

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ごみ対策ワーキンググループ:市民活動連携プロジェクト>HDMを進める会の活動報告

2020年8月定例会:第1弾

8月・ごみ・生ごみの動き

リサイクル事業所の継続・存続で建設環境委員会の方と懇談

7月13日(月)、建設環境委員7名とごみ減量とリサイクルを考える会11名がリサイクル事業所の継続・存続について懇談会をもちました。会からは、8月末で閉じられようとしていることに対して、当面現行の事業規模で継続する、早急にリサイクル事業整備計画を策定するなどを訴えました。

出席した議員からは、「継続・存続を求めている」「要望に応えたい」「市が考えている以上のことが必要」「リサイクル事業のあり方を研究したい」「お話はよりよく分かった」など前向きな発言がありました。

ごみ対策課長とHDM進める会との懇談会

7月15日(水)、深沢ごみ対策課長HDMメンバー3人がごみ問題について広く懇談をしました。

HDMからは、三市ごみ減量市民会議の提言で「HDMシステム」も検討項目に入っている。HDMシステムについては、市と導入について2年余り検討してきた経過があり、実情や資料等もあるので協力していきたい。リサクル事業所は存続を要望、土曜生ごみ投入市民活動は市の事業として位置付けてほしい。また現在のコロナ対策として、「消毒液提供」をお願いする。その他食用廃油の行政回収、事業系ごみの減量施策、食品ロス削減計画、紙おむつ行政回収の検討、新可燃ごみ処理施設での水銀事故と対策、新型コロナ感染拡大に伴うごみへの影響と対策について市としての見解をお聞きしました。最後に今後とも必要に応じて話し合いをもつことにしました。

第1回廃棄物減量等推進審議会

7月7日、第1回審議会が開かれました。林和夫さんは前期に引き続き審議委員に、会長は、渡辺浩帝京大教授(元会長)副会長は、大江宏元亜細亜大学教授になられました。

コロナ問題では5月の前年同比で可燃ごみ7%増、不燃ごみ17%増、プラごみ6%増となった。事業系ごみ量は、広域支援終了に伴い市への搬入が増え月100t程度になる予想(前年度は月32.5t)。新可燃ごみ処理施設での水銀事故は6月26日深夜から公害防止基準値(50㎍/㎥)を超えた146㎍/㎥を検出。水銀体温計などが混入したのではないかとしている。8月の市報では市民に注意喚起すると言う。なお基準値を24時間で場合は工場のストップなるが、一時的なので工場の稼働は止めなかった。

小金井市食品ロス削減認定8店舗

今年2月小金井市の食品ロス削減推進協力店・事業所認定制度は開始されました。7月までに8店舗が認定されました。認定要件及び認定店舗以下。

食品ロス削減推進協力店

  1. ハーフサイズ、小盛など利用者の要望に合わせた少量の飲食物提供
  2. 注文受付時に適量注文呼びかけ
  3. 宴会時に食べ残しを減らす呼びかけ
  4. 利用者に食べきりの促進啓発活動
  5. 食べ残し削減ポスター提示
  6. ばら売り及び量売り推進
  7. 消費期限間近な食料品の値引き
  8. フォードドライブへの協力
  9. 食材を無駄にしないレシピ又は食品を有効に活用するレシピの提供

食品ロス削減協力事業所

  1. 宴会時における食べ残しを減らす呼びかけ
  2. 事業所内における食べきり促進の啓発
  3. 事業所外に向けた食べ残し削減の広報
  4. 前号の他、事業所において食品ロス及び食べ残し削減に特に貢献していると認められる活動

認定式を終えた4店舗(7/17現在)

*割烹竹 バンブー(前原5)
*割烹真澄(本町5)
*へんくつ屋(貫井北3)
*手料理れいこ(本町1)

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ごみ対策ワーキンググループ:市民活動連携プロジェクト>HDMを進める会の活動報告

2020年7月・資料編「新型コロナ感染症拡大等によるごみへの影響」

家庭系燃やすごみは、3月コロナ非常事態宣言から、前年同月に比べ大幅に増え、1月~6月を比べると2019年1月~6月合計5769.3t、2020年1月~6月の合計6160.7tと前年同月に比べ391.4t増えている。
事業系燃やすごみは、昨年10月から新可燃ごみ共同処理施設の試運転開始、2020年4月から本格運転となり、これまで民間処理施設で処理していた燃やすごみは新可燃ごみ処理施設に搬入されることになった。このため事業系燃やすごみ量は1月から6月までの比較では、200tから528t、2.6倍になった。
なお、古布の収集量も大幅に増え、ジャノメ跡地の保管場所は一時満杯にになり、市報で排出を一時控えるよう要望した。

ごみ対策ワーキンググループ:市民活動連携プロジェクト>HDMを進める会の活動報告

2020年7月:ごみ・生ごみの動き

古布廃排出量増加で倉庫満杯

出典:東多摩資源化事業組合ヴィーナス通信5月17日号

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、各国で都市封鎖が起き、古布の主な輸出先であるマレーシアやフィリピンでも工場閉鎖、港にコンテナが滞留するような事態となり、古布の輸出が止まっている状況です。4月以降、古布業者から古布の引き取りを断られるケースも出てきています。
一方で、外出自粛要請を受けて自宅におられる市民の皆様で、衣替えを早めたり、断捨離して、衣類を出される方も多くなっています。4月の古布回収量は昨年比で1.5~1.8倍に伸び、古布問屋の倉庫がパンクするもの時間の問題となっています。東京都資源回収事業協同組合は「集団回収事業非常事態宣言」を発表し、安定した資源化に必要な自治体等の助成を含め協力をお願いし、市民の皆様には「今後とも更なる分別の徹底と品質の確保にご協力をお願いします」

「リサイクル事業所の存続と拡充を求める陳情」意見陳述要旨

6月12日建設環境委員会での「ごみの減量とリサイクルを考える会」田代共同代表の意見陳述要旨

第1にリサイクル事業所は、市民に需要があり、市民に喜ばれている施設です。

同事業所は昨年6月に再開されましたが、補助金はなく大型家具などもなくなり、年間四百数十台販売していた自転車も扱わなくなりました。それでも回収された品物は約3,000点、累積では19,700点にのぼるとリサイクル事業所の方からうかがいました。昨年6月からこの1年間、1日平均80人、延べ1万3,000人は来店しています。コロナ休業後は再開を待ち望んでいた方々がドット押し寄せたそうです。この間約340万円売り上げたそうです。リサイクルショップより安い商品が求められるリサイクル事業所は、市民に必要とされ、市民に喜ばれている何よりの証左ではないでしょうか。

第2にリサイクル事業所閉鎖はごみ減量・資源化に逆う

リサイクル事業所で販売したリユース品の重量は毎年約80t~90tにのぼります(別紙資料)。同事業所が閉鎖されるならば、リユース・リサイクルできるものまでごみとして捨てられ処分することになります。粗大ごみ排出量は多摩地域26市の中でトップクラスに多い上にさらに多くなります。
昨年6月~今年4月まで市民に買われた品物は大型ごみ袋(40ℓ入り)に約600袋分になるそうです。
それらを燃やすなど処分するならばごみ増量と処理費用の増大になります。市はごみが増えることは認めながら「そんなに大きな数字ではない」としていますが、わずかな量とはいえないことはもちろん、少しで使えるものは使いごみを減らす心の問題を見失ってはいないでしょうか。市民はごみ減量・資源化にさまざまに協力してきました。そのかいあって全国でもごみの少ない自治体となっています。
「ごみを減らすことはあっても増やしてはならない」これが市民の思いです。4月から新可燃ごみ共同処理施設が稼働しました。3市ごみ減量市民会議は「焼却ごみゼロを目指す」と提言しています。小金井市は「与えられた責任を着実に果たす」と誓っています。小金井市と私たちがごみ減量に最大限努力している姿を示してこそ、日野市と市民にご理解とご協力をいただけるのだと思います。

第3にリサイクル事業所は一時的な延伸ではなく常設で存続させるべき

リサイクル事業所は物品の低価格提供や遺品整理支援、物を大切にする良心を尊重する役割を担っています。また、高齢者の就業機会の場ともなっています。市は、常設の販売所は設けない、年数回のイベント販売の方針のようですが、それでは扱う品・利用者は大幅に減少することになります。インターネット販売が普及しているといっても高齢者の利用はたしてどのくらいいるのでしょうか。リサイクルショップでは儲けられるものしか扱いません。いま大切なことは、リサイクル事業所の位置づけを後退させず、「ごみゼロタウン小金井」実現のためリサイクル事業所を存続させ拡充させる姿勢を示すことだと思います。少なくとも現リサイクル事業所と同じ物品・家具販売を伴った常設のリサイクル事業所を9月以降も存続できるようにすることを求めます。さらに市民参加によってリサイクル事業所整備計画を早急に策定し、事業を充実させることを求ます。

ごみ対策ワーキンググループ:市民活動連携プロジェクト>HDMを進める会の活動報告

2020年6月:第2弾・資料編

食品リサイクルに係る環境負荷及びコストの分析(まとめ)

三菱総合研究所が農水省の委託を受け、「食品産業リサイクル状況等委託事業(リサイクルす推進状況の関する調査)」を要約し、ごみ環境ビジョン21運営委員の小野寺氏がまとめたものです。出典:全国生ごみネットワーク 2020年5月号より

ごみ対策ワーキンググループ:市民活動連携プロジェクト>HDMを進める会の活動報告

2020年6月のごみ・生ごみの動き

2019年度(令和元年度)可燃ごみの処理状況

近隣市におけるリサイクル事業の状況について(令和2年4月16日ごみ対策課)

6月12日建設環境委員会でリサイクル(事業)についての質疑(部分掲載)

注:「ごみの減量とリサイクルを考える会」共同代表の田代万里さんの意見陳述(別紙)後の質疑 板倉市議の質問(Q)と市の回答(A)

Q、一般廃棄物処理ごみ処理基本計画及び一般廃棄物処理計画では、発生抑制を最優先に3R、資源循環型社会を目指すとしているがそれでよいか
A、認識は同じである。
Q、同計画で、リユースの推進、資源循環型社会の構築は欠かせないとしているが
A、認識は同じである。
Q、リユース(再利用)は使ったものを何度でも使うとさている。焼却量を減らすことにリユースは寄与するが相違はないか
A、減量に寄与すると考えている。
Q、可燃系粗大ごみでもサーマルリサイクルにしているものもある。粗大ごみの中にはリユースできるのがあるが、どのように考えているか
A、リユースについてはこれまでリサイクル事業所が担ってきた。リサイクル事業所は平成4年ごみ減量の観点で運営を開始した。しかし現在はリユースの環境は変わってきている、一定の役割は終わった。清掃関連施設整備の中で今後のこと検討している。
Q、市はリサイクル事業を市の事業に位置付けていない。以前は委託事業であったが、自主事業に切り替えている。これはごみ処理を受け入れていただいている日野市民・、日野市の誠意に反するこのではないか
従来のように委託事業に戻すべきではないか。
A、委託事業ではなく補助事業であったが、リサイクル事業の方々の中で補助金が無くても自主事業で事業は賄えるという意見を踏まえ自主事業にした。8月末で閉じることについては、インターネット等での売買が可能になったなど社会事情が変わってきているから、常設である必要性はなくなった。
Q、庁舎建設工事で9月から電気工事が始まるので8月末でリサイクル事業を閉めるとしている。理由は持ち込みをされる市民の中で有害物質等が入ってくるとしているが、対策はある。蛍光菅を取り除けば良いこと。リサイクル事業所を閉鎖する理由にはならない。結局コストがかかるから廃止すのではないか。
これは日野市の方々に背を向けることになるのではないか。
  A、工事敷地に清掃関係車両が約35台/日、工事車両の出入りで安全性を確保できないため。清掃関連施設整備の中で検討している。また庁舎の中で常設ではないが展示品の販売も検討している。
Q、再度お聞きします。リサイクル事業所を8月末で閉鎖する理由は何か、来年6月までは工事車両の出入りはない。少なくともそれまでは事業を継続できるのではないか。さらに二枚橋に建設ができるまでは
リサイクル事業所を継続する責任がある。
A、電気工事等は令和2年12月末で終わらせる予定である。関係部署との約束もあり責任を持ちたい。
リユース事業について、ないがしろにはしない。

2020年7月からレジ袋有料化スタート

小売業を含むすべての事業者が対象となるプラスチック製買物 袋の有料化が実施されました。紙袋や布袋、持ち手のない袋は対象外となります。また、厚手(50㎛以上)のもの、生分解性プラスチックの配合率が100%のもの、バイオマス素材の配合率が25%以上のものも対象外となっています。ただし制度上は対象外となっている買い物袋でも有料になっているところがあります。
例えば日本郵政ではバイオマスプラスチックを30%配合したレジ袋を導入していますが、有料化です。

*有料化でレジ袋の価格は事業者によって異なり、大は5円、小は2円が多い。1枚当たり1円未満では、有料化にあたりません。フリーマーケットや学園祭の模擬店など事業でない場合は対象外とされています。