栗山公園の植栽調査第11弾は、「ガクアジサイ」です。
公園の東北角のFエリアのベンチ脇に植栽された白い「ガクアジサイ」をご紹介します。
2~3株のガクアジサイで運動場のネット裏から、ベンチに座って眺められる以下の場所に植栽されています。
栗山公園の植栽調査第11弾は、「ガクアジサイ」です。
公園の東北角のFエリアのベンチ脇に植栽された白い「ガクアジサイ」をご紹介します。
2~3株のガクアジサイで運動場のネット裏から、ベンチに座って眺められる以下の場所に植栽されています。
栗山公園の植栽調査の第10弾は、運動場の周囲に配置され、この公園の最も特徴的な植栽である「センダン」です。かなりの高木が多く、全体像は眺められるものの、開花などを双眼鏡でもないと見れない人のためには、センダンが植えられた反対側の運動場東側の入り口に実生から、自然に生えたセンダンがあります。この幼木を見ると、まだ、それほど丈も高くなく、開花状況を樹下から見れるようです。以下にご紹介します。5月には開花しています。
健康運動センター北側通路のツタ植物の第二弾は、「定家葛、テイカカズラ」です。
本来は、西と東の端の2本のコンクリート柱に植栽されていたようですが、現在は、1本が枯れて、3本のみのようです。白い花弁の可憐な花はやはり、芳香があたりに漂うようです。
この向いの柱には、何もなく、多分枯れてそのままになっているようです。東側の端の2本は見事に咲き誇っています。
健康運動センター北側通路の蔦植物編の第一弾は、「カロライナ・ジャスミン」です。
ジャスミンというと「花と香りのジャスミン」という香水やジャスミン茶として知られるモクセイ科ソケイ属のジャスミンと勘違いされることが多いのですが、このカロライナジャスミンは、ゲルセミウム科またはマチン科の植物で全く違う品種です。北米南部からグアテマラ原産でアメリカのサウスカロライナ州の州花となっていることもあって、カロライナと名付けられています。ジャスミンのように芳香があり、花がきれいであるためにジャスミンと付けられましたが、特徴として、花、葉、茎、根全てに毒性がある品種であり、気をつけないといけない品種でもあります。園芸品種として、その繁殖力とあまり手入れがいらない特徴から、多くの場所で植栽されているのですが、まちがってもジャスミンと勘違いして、花や葉を使ってお茶などをいれたら大変なことになります。
今回は、健康運動センターの北側のスペースにコンクリートの柱を利用して、通路となっている場所に植栽されている蔓植物についての調査です。嘗ての公園の緑調査では、以下のように表示されているのですが、実際には、柱の数は、8本2列で16本のようです。
植物としては、「テイカカズラ」「ビナンカズラ」「メギ」「ジャスミン」「ツルウメモドキ」となっています。品種から見ると蔓性の植物というだけでなく、香りのする品種を選んで、植栽しているようでもあります。詳細は、通年の観察調査で順次ご紹介していきたいと考えています。
東薬会会報の「とうやく」297号の寄稿文に当時の小金井薬用植物園を読むの3回シリーズも最後の3回目になります。
今回の寄稿者は、この会報が発行された1983年当時に学長(昭和56年学長就任)だった宮崎利夫教授です。
氏は、当時の恩師の太田達男教授(昭和24年より東京薬科大学教授で昭和36年に死去)が微生物学と植物薬品化学を担当、薬草園長も兼任されていたため、昭和24年3月に大学卒業と同時に助手の辞令を受けて、附属薬用植物試験場担当兼務ということのなったと説明されています。当時の太田研究室には、黒須滋先生(昭和57年死去)が助教授、氏の1年先輩の宮村次郎氏が助手として在籍していたが、なんとかもう一名ということで薬草園も兼務するという名目で宮崎氏を採用されたそうです。そして、具体的な薬草園での作業などを語られています。その内容を以下に転載します。