多摩から江戸・東京をつなぐ水循環の保全再生第3回シンポジウム「玉川上水・分水網の関連遺構100選」の報告

今日は、法政大学の市ヶ谷キャンパスで開催された「多摩から江戸・東京をつなぐ水循環保全再生 第3回シンポジウム 市民が選ぶ玉川上水・分水網の関連遺構100選」に参加してきました。

主催は、玉川上水・分水網保全再生連絡会(代表:千葉大学名誉教授の田畑貞寿教授)という団体で、2016年からこのシンポジウムを開催してきたそうです。法政大学江戸東京研究センターの陣内教授のプロジェクトとして知ってはいたのですが、玉川上水ネットや小金井の玉川上水の自然を守る会なども参加連携していました。今年は、かなり以前から設立され活動されてきた都内の5大学(中央、法政、日大、東京理科大、東京大学)で推進されてきた「外濠再生懇談会」とも連携し、より広いネットワークを形成するに至ったと聞いて、一度は参加してみたいと思っていたシンポジウムでした。

このシンポジウムの実行委員会の委員長が中央大学の都市計画の山田正教授ということもあって、中央大学の理工学部の学生が駆り出され、会場運営を進めていたようです。

参加者は圧倒的に高齢者というシンポジウムだったことが印象的でした。もちろん、私もその一人には違いないのですが。中年層もちらほらと参加してはいるのですが、若年層は、運営側以外には全く見られなかったのが残念でした。時間があまりなく、前半の報告のみで、本体のパネルディスカッションは失礼してきたました。

今後のこうした団体の活動の展開は重要で、生活環境部会でも進めている「風土知研究」との関連で気になるところなので、その活動には小金井市環境市民会議・生活環境部会としても注目していきたいと思っています。

注:実際、今回発表された遺構100選についての情報は、別途ご案内する予定です。

〇玉川上水域研究会による遺構調査報告書は、こちらからダウンロードできます。

<報告以上>

第16回小金井玉川上水小金井桜落葉回収作戦の参加報告

11月24日 9時 晴天で、幾分気温の低い中、200名以上もの参加者が集合して、第16回玉川上水小金井桜落葉回収作戦が開催されました。小金井市環境市民会議も団体として参加しました。この催しは、毎年、この落葉の時期に週末、9時から2時間にわたって、玉川上水の落葉を回収するボランティア地域活動として、16年も続いてきたものです。

9時からの開会式は、回収エリアの関係から、2カ所集合場所が設けられ、それぞれで実施されたようでした。小金井市環境市民会議は、緑町さくら公園の集合場所で開会式に参加しました。

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第16回玉川上水小金井桜落葉回収作戦の開催のお知らせ

例年の玉川上水の小金井桜の落葉回収作戦のお知らせです。なんと今年で第16回目となります。

開催直前のお知らせと、お知らせが遅くなったことをお詫びします。

今年の開催は、11月24日土曜日 9:00~11:00となります。

例年通り、団体で氏名記載しての申込み(イベント保険の関係上)となりますので、ご参加をご希望の方は事前にこのメールにお返事いただくか、当日集合場所での記入となります。
開会式は、午前9時より、集合場所の緑町さくら公園での実施予定です。

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審議会傍聴報告:2018年第2回小金井市玉川上水・小金井桜整備活用推進委員会

昨年度、試験的に傍聴開始した「玉川上水・小金井桜整備活用推進委員会」を今年度は、しっかりと傍聴する予定です。その第2回10月12日開催です。第1回は、4月の桜の視察だったので、参加できませんでしたが、今回の委員会にその報告資料(資料2)を見ることができました。以下が委員会開催次第です。

今回は、小金井桜関連の市民団体「名勝小金井桜の会」や「小金井公園の桜守の会」などから、5名の傍聴があり、私を含め、6名という傍聴者でした。全く、傍聴者の数=その審議会のテーマとするものへの市民の関心度だけでなく、実際の市民活動の活発さをあらわしていると思えるものです。

重要な議題は、(1)の平成30年度の桜の整備計画です。以下に配布された関連資料とともに議事進行報告をいたします。実際の整備計画資料(資料1:計画図と概要)がその詳細ですが、この整備計画自体は、前回の4月に実施された桜の視察で委員より指摘された点を反映したものということで、最初に資料2(4月6日の視察結果の報告書)が生涯学習課の高木学芸員から、説明されました。資料は、以下をご覧ください。

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小金井市議会傍聴学習:一般質問9月4日>小林正樹

9月市議会の一般質問の初日は、資料提供をいただいた市議はありません。事前準備で、環境関連のテーマを通告いただいた小林正樹市議のWeb傍聴を主にご案内します。

Web傍聴用ファイルは、こちらをご覧ください。

傍聴概要:

2)桜に関する課題について その1

質問開始:13分後頃よりの開始>

樹勢調査に同行してとのコメント。(名勝小金井桜の会の8月に行われた樹勢調査に同行されたらしい。ただ、この質問で同会の樹勢調査報告が市側、または議会内で提示されているのかは、不明。樹勢調査は、こちらからご覧ください。)

*「植樹した若木については、植樹後の下草刈りなどが十分でない。」

*「老成化した10本の今後はどうなるのか?」回答:枯死した2本を植え替え予定

*「植え替えした後継樹の育成管理は、市民で行えないのか?」回答:現状、教育庁から業務委託された業者が実施しているが、市民の管理も利点が大きいことがあり、フェンス内での危険性なども含め引き続き東京都との調整を続けたい

*「緑道の除草作業の年間スケジュールの見直し」回答:緑道の草刈は、昨年度より、1回増やし、年4回の実施中。

*「植樹計画の年次計画の策定をしてほしい。今の計画は、平成31年度までのものだけだと認識している」回答:残された区間は、必要な補植本数などは、調査済み。ただ、他の市域なので他市との調整予定。32年度以降の整備事業計画を策定予定。苗木の準備などという側面からも市民団体と調整して進めて行く計画。

「他4市の協力をお願いする必要がある。市長がリーダーシップをとって進めて行く必要があるのでは?」回答(市長):いままでの活動が他市へのモデル事業となっている、東京都や市民団体とも連携して進めており、後世に残していけるように継続して行く。

小林市議も6月議会で桜についての質問をされた村山市議同様に樹勢調査には同行しておられるものの、市の「玉川上水・小金井桜整備活用推進委員会」の傍聴や会議録の確認はされていないようです。各市議は、市からの情報のみでなく、こうした情報収集を進める手立ては考えておられないのでしょうか?また、この質問への市側の対応をこれからも注視し、チェックするなどの方法は継続されるのでしょうか。生活環境部会では、玉川上水の小金井桜も含めた自然の保全と管理への活動は、これからも注視していくつもりです。

3)桜に関する課題について その2

「小中学校での桜の老木の倒木も多く、計画的な実態調査と再生をしてほしい。」回答:緑の基本計画に沿って、公共施設の緑は手本となるもの、桜も重要と考えているが、教育委員会としては、危険性などの観点から、現状の倒木の可能性などの樹木の現状把握を考えている。

 

 

小金井市議会傍聴学習:一般質問2月27日:その1概要編

一般質問とは

さて、市議会傍聴学習の第2弾は、「一般質問」です。今日から始まる一般質問について紹介します。

この一般質問というのは、各市議が、市に対して、前もって質問するテーマを提示するとともにそのテーマに合わせて、必要な資料や情報を市に質問前に提供を依頼し、質問に臨む議会です。

市側は、市長を始めとして、各部の部長が出席して、回答します。回答は、その質問内容に応じて、市長であったり、担当部長であったりします。一人持ち時間は、1時間以内となっています。毎回、どのような質問をするかが、各市議の施政への方針、課題を明確してくれるものです。毎年、どのような質問をし、その後、どのように市政に対応してきたかを見ると各市議の力量が見えてきます。

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