核技術を巡る‐1950年代の日本と世界の動き

最初の1950年代前後の歴史を日本における原子爆弾を皮切りに55Pの年表でご覧ください。

資料としては、以下の資料をご覧ください。

「新版 原子力の社会史ーその日本的展開」(吉岡斉著、朝日新聞出版、2011年刊行)>小金井市立図書館には所蔵しています。

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「新版 原子力の社会史」では、以下の章をご覧ください。戦時研究から、福島原発事故の衝撃までを網羅しています。

第1章:日本の原子力開発利用の社会史をどうみるか
第2章:戦時研究から禁止・休眠の時代(1939~53)
第3章:制度化と試行錯誤の時代(1954~65)
第4章:テイクオフと諸問題噴出の時代(1966~79)
第5章:安定成長と民営化の時代(1980~94)
第6章:事故・事件の続発と開発利用低迷の時代
(1)世紀末の曲がり角(1995~2000)
第7章:事故・事件の続発と開発利用低迷の時代
(2)原子力立国への苦闘(2001~2010)
第8章:福島原発事故の衝撃

是非、手に取ってみてください。

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「20世紀のグルーバルヒストリー~大人のために現代史入門~(北村厚著)」を読んでください。小金井市の東分館に所蔵されています。
“はじめに”を以下の通り、指摘されています。

<転載部分>
世界現代史はグローバルか?
本書は、高校歴史教科書の知識をベースに、20世紀の世界史をグローバル・ヒストリーの視点で再構成し、世界中の人類的な出来事をむすびつけて叙述する新しい通史である。
<転載、以上>

そして、本書の項目から「各国史を結びつける」「グローバル・ヒストリーとしての現代史」「本書の視点」と話されています。その鍵となるのが、以下の「本書の視点」の再構成した7つのポイントに尽きます。

<転載部分>
①人類共通の問題群を主軸にすえる。その問題群とは、例えば人の移動(移民、難民)、人種主義、平和、女性、暴力、ジェノサイド(集団の抹殺)、環境、原子力(核兵器・原発)などである。
国境を超える人々や思想、諸事件の関係性や結びつきを積極的に取り上げる。いわば、連鎖する世界史である。
③・・・
<転載、以上>
しかも、第6章には、「核の恐怖と平和共存へ~1950年代~」と題される日本を巻き込んだ時代が掲載されています。その中学校の歴史教科書と比較していきたいと考えています。>こちら(六部塾)から。

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哲学と政治

<転載部分>

プラトンが対話篇という形式で書いた理由については膨大な研究があると思いますが、こんな仮説を考えてみることができると思います。プラトンはソクラテスのような仕方で哲学をすれば自分も殺されてしまうかもしれないと考えていたのではないでしょうか。哲学者としてプラトンは真理を探究し、真理を語り、教えねばならない。しかし、真理を語る者はしばしば殺されてしまう。ならば殺されないように哲学しなければならない。真理を語りつつも殺されないようにするーこれこそが、プラトンによって開始された哲学に。当初からつきまとっていた課題ではないか。
真理は必ずしも人を喜ばせません。いや、真理はむしろ嫌がられる。特に権力によって嫌がられる。真理は世の中の権力構造を支えている様々な欺瞞を暴いてしまうからです。その意味で、哲学は必ず世の中と衝突するのです。哲学者というのはそういうことをしている人たちです。世の中を警戒し、しかし、真理を探究する。そうでなければ生き残れません。だから哲学者は常に発言の仕方を工夫しているのです。
(中略)
ならば、1950年代に着々と進行していった事態に対しても、哲学はもっと強く反応すべきだったのではないでしょうか。
(中略)
僕は相当詳しく調べましたが、『1950年代の思想』に対して敏感に反応した哲学者というのはほとんどいません。アレントのような反応ですら極めて貴重なものです。しかし、一人だけ例外的な人物がいました。「1950年代の思想」に、まさしく哲学的嗅覚をもって反応した人物がいました。
その人物こそ、マルティン・ハイデッガーに他なりません。

<転載、以上>

そうして、例外的だとされるハイデッガーの技術論にいたります。しかし、この第二講、第三講とハイデッガーの「放下」については、難しくて、困難なのです。読み進んでみてください。

<この項 了・ハイデッガーの技術論へ(作成中)>

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