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2005年第四回田んぼの時間 草取り
1.日時:2005年6月18日(土) 10時〜13時
2.場所:東京学芸大学環境教育実践施設
3.参加メンバー
大人 23名
子ども 24名
4.スケジュール
*午前の作業
*平井さんから作業の説明
*大人:田んぼの周りのあぜの草取り
子供:田んぼの中の草取り
梅雨の間の中休み、うす曇の中、約1ヶ月ぶりに田んぼのメンバーが集合しました。先月植えた稲がずいぶんと伸びていて、生長ぶりに目を見張りました。
まずは平井さんから作業の説明を受けた後、大人、子供がそれぞれの持ち場に分かれて作業に取り掛かりました。
大人たちが田んぼの周りの雑草を抜いたり、あぜを固めたりする中、やはり今日のメインは子供たちによる田んぼの中の草取り作業。子供たちが田んぼの中に入り、稲を踏まないようにしながら、草を取っていきます。久しぶりの田んぼの感触におおはしゃぎな子、くすぐったそうな子、稲を踏まないようにみんな慎重に田んぼに入っていきます。
まずは茎の赤いこうらい芝?を取りました。稲を植えたあとに生えてきた雑草も着実に育っているんですね。そのあとは水中に生えているへラオモタケ?を取り除く作業です。小さくて抜くのはなかなか難しいため、子供たちに土をかき混ぜてもらうことで、根の短いこれらの草を取り除いてもらうというのが主な仕事です。また土をかき混ぜることで土の中に酸素が入り、稲の生長をより促すことができるのだそうです。
稲の間隔もせまく、丈も十分ではないため、このような作業は子供たちの足でなければできません。合鴨農法の合鴨の役割といったところでしょうか。マイペースにじっくりかき混ぜる子、どんどん進んでいく子、それぞれのペースでみんな作業を進めていきます。
そのころから晴れ間がのぞき、絶好の田んぼ日和になりました。草取りは約1時間くらいで終了しました。
*桑の実取り
今回のみんなのお楽しみ、桑の実取りです。田んぼの周りに生えている桑の木の下に思い思いの入れ物を持って集まりました。
木の下のほうの実はすでに落ちてしまっていたため、上のほうの実を取るのに脚立を用意しました。赤い実はまだ酸っぱく、黒い実は熟して甘いようです。取りながら食べてしまう子、すっぱい実が好きな子、みんなの指先は赤や黒に染まっていました。
普段の生活の中では木になっているものを、その場で取って食べるということはなかなかできないため、みんなやや興奮気味。野にあるものがその場で食料になるって確かにうれしいですよね。みんなの分のジャムを作るには十分な桑の実を集めることができました、よかった、よかった。
*桑の実ジャム作り
大人の人が、万が一桑の実が不作だった場合に備えて、キュウイを持ってきてくれました。そこで今回2種類のジャムを作ることができました。みんなでなべの周りに集まりました。
まず桑の実を洗い、なべに入れ火にかけます、桑の実の半量の砂糖を加え煮ていきます。火がとおってくると、だんだんと赤い汁が出てきました。と同時に甘酸っぱい、いいにおいがしてきました。そのあとレモンの絞り汁を入れて味を調えます。キュウイも同じような要領で作ります。
*お弁当とジャムの試食
ジャムが出来るのを待ちながら、各自お弁当の時間です。外で食べるご飯はやっぱり格別、天気もいいし、ちょっとしたピクニック気分を味わうことができました。
どうやらジャムが煮えたようです。だいたい40分くらいで出来上がりました。そして各自持ってきたクラッカーやパンにジャムを塗ってさっそく試食タイム!みんな温かいジャムというのが新鮮だったようです。確かに普段食べるジャムは冷蔵庫に入っていてひんやりしていますよね。どちらも甘酸っぱくとてもおいしく出来ました。自分たちが取った桑の実が目の前でこんなにおいしいジャムになるなんて新鮮な体験だったようです。
プリッツをジャムにつけて食べてみたところ、プリッツの塩味とジャムの甘酸っぱさが混ざり合って、とてもおいしかった!という意見がありました。確かにおいしそうですね。
今日の作業は以上でした。いつもより早く終わったため早めの解散となりました。おなかもいっぱいになり、ジャムもおいしくみんな満足そうな顔で帰っていったのでした。
以上 (志村)
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