小金井市環境市民会議
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2005年第七回田んぼの時間 脱穀

1.日時:2005年10月23日(日) 10時〜17時

2.場所:東京学芸大学環境教育実践施設

3.参加メンバー
   大人  13名
   子ども 27名
   
4.スケジュール
脱穀は当初10月10日(日)に予定されながら、雨天の為延期を重ね、ようやく10月23日(日)に行うことが出来ました。当日は2度の延期の鬱憤を晴らすかのような、雲ひとつない秋晴れに恵まれ、再々の期日変更にもかかわらず、多数のお友達が参加しました。
脱穀は昔ながらの手法で行いました。
モミを穂からはずすイネコキ機(足踏み脱穀機)は、ガリレオが設計したような古いものでした。突起(モミを跳ばす為)のついたドラムを回転させる足踏みのタイミングと、ドラムに当てる稲穂の位置と角度さえ合えばとても効率の良い優れものでした。
また、モミと藁くずを選別する機械(唐箕)も、平賀源内先生が製作したとしか思えない古い手動式のものでした。これも風力を利用し見事にモミを選別する優れものでした。
みんなで4月から大切に育ててきた稲に実ったモミ。
当日参加できなかったお友達の為にも、「一粒も無駄にしないぞ」と言う気持ちが、全員に満ち溢れていました。
作柄も良い様で、11月に予定しております収穫祭が今から楽しみです。

以上 (飯島)


【脱穀作業】
 真ん中のお母さんが今日に作業に一番ふさわしい姿。帽子にめがね、マスクに 首巻きタオル、軍手に長袖長ズボン。  回る千羽こぎ。足でペダルをこぎながら、稲束から籾(もみ)をはずします。
 稲束からはずされた籾が藁くずと共に、ブルーシートのテントに入ります。  テントの籾とわらくずを、箕(箕)で集めます。穂先にくっついたままの籾を 手ではずしているところ。
 脱穀後も藁束に残った籾を手ではずしているところ。もったいないもんね。  慣れてくると、1人でこぎながら脱穀できる子も多くなりました。
【選別作業】
 唐箕(とうみ)のハンドルを回す順番を待っている子どもたちの列。  ハンドルを回している子どもの目線の先に、籾が出てきます。
 唐箕(いわゆる手動扇風機)によって重たい籾と分けられた軽い藁くずが、横 の穴から飛んでいます。回す速度が速すぎると籾も飛んで出ます。  取れた籾。籾殻をはずすとついに玄米に!

 お昼頃の作業風景。 今日も始まりました。かまきりの戦い。
拾った木ぎれとゆず(?)でバッティングを始める子どもたち。  
選別しながら井戸端会議に花が咲く。
【実りの秋】
 誰の拾い物でしょう? 花梨。  赤い実が美しいハナミズキ。
 たわわに実るみかん  本日の主役
【今日の道具】
 足踏み千羽こぎ。  この標識、いつ頃のものでしょう?
 タケ式唐箕。  

撮影 写真説明  (岡村)

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