1.日時:2007年12月1日(土) 10時〜15時 2.場所:東京学芸大学環境教育実践施設 3.参加メンバー 大人 18名 子ども 17名 4.報告 9:30〜受付 10:00〜コシヒカリのわら束(一人100本)を水にぬらし、水引き、御幣、麻紐などのキットを配布 午前の作業 作業の前に、わらの生活道具などのお話。わらじ、わら草履、円座、縄袋、地方の注連縄など、実物に触れてみることで稲文化の奥深さを実感しました。 今年は地元、東京(多摩地方)の注連縄を作りました。三つ縄の玉飾りに三束の下げ飾りのついたもの。作るあいだに、奇数の三や末広がりの八の数字が何度か出てきて、家族の幸せを願う先人の思いがじんわりと伝わってきました。 本格的な注連飾りにもかかわらず、一人として挫折することなく子ども達もすばらしい出来栄えで誇らしげでした。今度はわら草履を作りたい!とリクエストも飛び出し、大人も子どもも、わらの手触りや自在性を楽しみました。 12:00〜昼食 午後の作業 紅白の御幣を下げ、金の水引きを飾って完成。家から持ってきた和紙の折り紙や扇を付けてさらに清々しいお飾りが出来ました。お店で売ってるどんなお飾りより素敵に出来ましたね。 満足した子ども達は、いろ鬼や、だるまさんが転んだで今日も農園遊び。来年もいい年にしたいね! 15:00解散 5.参加者の感想 「稲のすべてを使う先人の知恵には脱帽です。逆にどうして今のようなことになってしまったのだろう?と考える程です。便利だから?手間が省けるから?それにしては遠くまで来ちゃったなという感じです。この時代にこのような体験をさせていただいて、立ち止まって考える人がもっと必要だなって思いました。自然のものが一番。現代の知識も重ねてよりベターなものになるのがいいと思う。脱穀の時、主人が、この姿は日本人が似合うな〜とポツリと言いました。」(Y・S)
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